今朝、通勤途中でJRの駅に行くと、改札口で40代ほどと思われる2人の男性が。

ビラを配りながら、「目撃者を探しています」とのこと。

非常に混んでいたのでビラをもらうことはできませんでしたが、

ビラを配る姿は必死さを感じさせるものがありました。

これは・・・

『もしかして・・・冤罪?』


恐ろしいものです。

満員電車での通勤という地獄に加え、冤罪の恐怖。

地獄にならぬ地獄に!いやそれは普通ですな。

あのビラの話が冤罪かどうかはさておき、痴漢冤罪をなくしたいと

常々考えておりました。


私の会社では、仕事を行うにあたってミスが発生すると、

「障害報告書」なるものを起票し、品質向上委員会の査問にかけられ、

対策を建てるという決まりがあります。

その対策の基準とは、『絶対にそのミスが再発しないこと』。

それに照らせば・・・。


【障害報告書】

現象    : A氏が通勤中、電車内で女性に痴漢と間違われる
影響    : 免職・離婚・自殺
直接原因 : 若い女性の背後に立っていたこと。また、眼前に立たれた時点で逃げなかったこと。

となるわけです。
この後に、直接原因ではなく、「根本原因」を書きます。
そして、その根本原因の対策を取るわけです。

根本原因   : 男女が同じ空間に密接して並存したから
再発予防対策: 「男性専用車両」「女性専用車両」を作り、厳格に運用する。

よく聞く話ですが、これは駄目ですね。
恋人同士や家族が離れ離れになって乗り込む必要性が出てきます。
では、ということで間に「男女混合車両」を作ると、
そこに痴漢の可能性があるのであれば対策とならない。
その車両では痴漢を犯罪としない、というのであれば別ですが。


根本原因   : 男女が同じ空間に密接して並存したから
再発予防対策: 客同士が密接しない、満員電車を作らないダイヤ作りをする

でなくては。
痴漢冤罪の被害者は、無罪を勝ち取った後は、
鉄道会社に損害賠償請求してもいいんじゃないかと思うくらいです。
問題が発生している原因を知りながら、満員電車を運用している
鉄道会社の罪は重いと思う。


また機会があれば、満員電車を無くす方法について考えていこうかと。