【続き】



義父が怪我をしたことで、


我が家の介護生活はさらに過酷になりました。




私は、家出したい心境でした。




相談できる人には話し尽くしました。


ケアマネや親戚や、友人知人、




そして、私と同様に


介護と不登校を経験した Aさん




Aさんも、不仲な夫さんに苦労したそうで、


親戚や知人友人を総動員して話し合った経験を


語ってくれました。




どちらの親にしろ、介護とは、


夫婦・家族の協力・連携が無ければ、


上手く行かない


まずやるべきは、夫との意思疎通だ


と教えてくれました。





でも私は、夫と話していると、


夫を責める口調になってしまい、


夫もそんな私に反撃する、


という悪循環に陥るのが常でした。




義父を引き取る以前から、


私は夫に対して多くの不満を溜めて来ました。


それが今は、まとめて噴き出す


噴火状態でした。





もう介護だけの問題ではないような気がしました。


私達夫婦の関係性の本質に


問題があるように思いました。






夫婦カウンセリングを受けて、


夫婦仲を改善した友人がいたので、


教えてもらい、私も受けたい、


と、夫に相談しました。




夫は最初強く嫌がりましたが、


私に父親の介護をしてもらわなければ、


生活が立ち行かない、


私の協力無しには、この生活は破綻する、


ということを理解したようでした。




私が、この介護生活をまっとうするために、


と、夫にお願いする形で、


夫婦カウンセリングに行くことになりました。





ケアマネがなんとか


臨時で義父を預かってくれる施設を


探してくれました。


そこで義父が過ごしている間に、行って来ました。





最初は、とにかく吐き出しです。


夫への不満を、事前に紙に書いて


持って行きました。


これでもか、というくらい書きました!






夫は、私の不満の深意は分かっているようでした。


でも、そこを責められるのがつらい、


だから反発する、


という男心理のメカニズムがわかりました。





夫は、私に迷惑をかけている、との自覚が


重荷になっていたようです。






(過去の投稿を編集して再投稿しています。)





【続く】

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