HD-DVDの撤退
もうちょっと戦いが続くのかと思いきや、
あっさり決まっちゃいましたね。
Blu-rayとHD-DVDの規格争い・・・
こういう商売してる中で、特定の企業を批判するのは
気が進まないというか怖いというか、なんなんですけど、
今回の東芝の撤退の決断はともかく、
HD-DVD購入者に対する対応はヒドいんじゃないかと。
どうやら購入してくれた人たちの返品要請には応じないらしいですね。
今回の規格争いって、VHSとベータのときと明らかに異なる要因で
決まってますよね。
VHSとベータのときって、要は消費者がどちらを選んだか、
ということがデファクト決定に大きく影響したように記憶しているのですが。
ブルーレイとHD-DVDの争いって、コンテンツホルダーや流通がどちらを
支持するかという次元で決まってしまったわけで。
もちろん、そうした勢力の支持なしに規格は成立しないのだから、
勝負を続けるのは得策ではないということはよく理解してます。
とはいえ、短期決戦であることが明らかである以上、
万一負けてしまったときにそのツケが多少なりとも消費者、
しかも購入してくれた人に回っていくことは目に見えていたわけで、
それに対して責任をとるべきなんじゃないかと思うんです。
自己責任といえば自己責任なんですけど。
とはいえ、購入した人は、HD-DVDを支持してくれた「サポーター」じゃないですか。
だったら、
「今まで応援してくれてありがとう」
「負けちゃったけど、これまでの声援に感謝してどーにかします」
みたいな気持ちがあってもいいように思います。
東芝は、規格争いに負けただけでなく、自社製品を支持する人たちの
信頼も失うんじゃないかな?
その点、さすが小売はえらい、というか抜け目ないですね。
エディオンは、HD-DVDをBDに交換するサービスを実施するようで・・・
これによるPR効果は大きいと思うんですよね。
「あー、エディオンは消費者を大事にする会社だ」
という印象を持ってもらえますもん。
ということは、今回の「救済対象」以外の消費者にも
アピールできたことになりますよね。
良く分からないですけど、メーカーさんって
CSだのCRMだのいろいろ研究なさっているようで、
実のところ消費者の気持ちにえらく鈍感なんじゃないかな、
と、思ってしまうのでした。
撤退を決めたことで株価は上がったかもしれないけど、
消費者から見放されたら、そんなものすぐ下がってしまうだろうに。
誰の方を向いて仕事するのか?
なんか最近、
「向いてる方向が違いますよ」
って言ってあげたくなる企業増えてません?