中東・北アフリカ:エジプトとハマスが自由貿易協議:シリア問題、中東4カ国協議、月末に米で再協議へ | 端事些事のブログ

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中東・北アフリカ:エジプトとハマスが自由貿易協議:シリア問題、中東4カ国協議、月末に米で再協議へ


エジプトとハマスが自由貿易協議(9月20日 8時25分 NHK)

エジプト政府は、これまで厳しく制限してきたパレスチナのガザ地区との貿易を自由に行えるよう、イスラム原理主義組織ハマスと協議することになり、反イスラエルを掲げるハマスに歩み寄る姿勢を示しました。

これは、エジプトのカンディール首相とハマスの指導者ハニーヤ氏が、今週、カイロで行った会談での合意として、ハニーヤ氏の報道官が、NHKのインタビューに対し明らかにしました。
報道官は「双方から専門家を出して、自由貿易をどのように実施していくか具体的な協議に入る」と述べ、ガザ地区で暮らすパレスチナ人の生活を改善するため、自由貿易を進めることで協議することが決まったことを明らかにしました。
エジプトのムバラク前政権は、ハマスへの包囲網を強化するイスラエルに協力する形で、人や物の移動を厳しく制限してきましたが、反イスラエルを掲げるイスラム組織出身のモルシ大統領が率いる現政権は、ハマスに歩み寄る政策に大きくかじを切ることになります。
これに対し、イスラエルやその後ろ盾となっているアメリカは強い懸念を示すとみられますが、エジプト政府は、今回の会談が行われたこと自体公表しておらず、モルシ大統領が、来週アメリカを訪問することなどから、両国への配慮もうかがえます。


/*エジプト政府は、これまで厳しく制限してきたパレスチナのガザ地区との貿易を自由に行えるよう、イスラム原理主義組織ハマスと協議することになり、反イスラエルを掲げるハマスに歩み寄る姿勢を示しました*/

親パレスチナ、まあ現状では自動的に、反イスラエル色が強くなった。

が、一方では、

中東4カ国協議、月末に米で再協議へ シリア問題めぐり(2012年9月19日23時58分 朝日)

 シリア内戦をめぐってエジプトのムルシ大統領が提唱した中東主要4カ国の外相級協議(エジプト、サウジアラビア、トルコ、イラン)がカイロで開かれ、今月末にニューヨークで再び協議することで合意した

 エジプトのアムル、トルコのダウトオール、イランのサレヒ各外相が出席した。サウジのサウド外相は欠席した。

 協議の詳細は明らかになっていないが、イラン国営通信によると、サレヒ外相は4カ国がシリアに停戦監視団を派遣することを提案した。イランはシリアのアサド政権を支持し、他の3カ国は退陣を求めている。


ニューヨークで?イランも承知したようだ。(へえ~)

ここら辺は、米政府に気を使っているようでもある。


エジプト当局、反イスラム映画の製作者ら8人を訴追(2012.09.19 Wed posted at 10:36 JST CNN)

(CNN) イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとされる米映画がイスラム圏の反発を招いている問題で、エジプト当局は18日、映画の製作者ら8人の訴追を発表した

検察当局によると、映画を製作したとされる米カリフォルニア州在住のナクーラ・バスリー・ナクーラ氏は、イスラム教を冒涜(ぼうとく)し、宗教対立を扇動したなどの疑い。

米フロリダ州の教会でイスラム教の聖典「コーラン」を焼却して批判を浴びた牧師、テリー・ジョーンズ氏も、映画の宣伝に関与したとして同様の罪に問われた。さらに、映画の一部を動画共有サイト「ユーチューブ」で公開したとされるモデク・サデト氏らが対象となっている。

いずれもエジプト国内にはいないため、象徴的な手続きとの見方もあるが、検察は国際刑事警察機構(ICPO)に8人の手配を要請するとともに米当局にも協力を求める構えだ。

ナクーラ氏をはじめ、ジョーンズ氏以外の7人はキリスト教の一派コプト教の信者とされ、エジプト国内で少数派コプト教徒への反感が強まることが懸念される。同国のコプト教団体責任者は、同氏らが米国で「カルト集団のような」独自の組織をつくっていたと強調している。


ここら辺は、対米的な面では強気というか、当然という感じではある。