3.11:山口県知事選の事もあり、祝島のブログをのぞいてみた。 | 端事些事のブログ

端事些事のブログ

有る事、無い事、徒然なるままに妄想して書いてます。ご利用の際は、軽重を問わず自己責任で宜しく。

3.11:山口県知事選の事もあり、祝島のブログをのぞいてみた。


山口県知事選(7月12日告示、同29日投開票)関連で「祝島島民の会blog」を、のぞいて見た。

中国電力による祝島島民らへの訴訟(陸域仮処分)の取り下げが決定(2012.07.02 Monday)

(抜粋)

中国電力が祝島島民の会や島民、島外の若者などを訴えていた、原発建設予定地である田ノ浦海岸での妨害行為の禁止を求める仮処分について、訴えの取り下げが決定しました。

この仮処分は中国電力が2010年7月に申し立てを行い、山口地裁が2011年2月に中電側の訴えを認める決定を出していました
その後、島民の会側は異議申し立てを行い本日まで5度の審尋を重ねてきましたが、その中で裁判所から中電側に対し訴え取り下げの提案がされていました。

建設を前に進める工事等はしない・できないという大前提の下、埋立て免許の失効も視野に、安全確保のために10月末までは看板や仮桟橋など現状あるものの維持管理作業に限って島民の会側が妨害しないこと、また中電は一定規模以上の作業は事前に、そうでないものは事後に島民の会側の代理人に必ず連絡をすることなどを双方が確認し、本日の審尋において中国電力が訴えを取り下げることが確認されました

電力会社が一度は自身の主張が認められた訴えを取り下げることは異例です。
30年にわたる祝島島民の粘り強い運動の一つの成果とも言えますし、同時に中電自身が埋立て免許の失効を前提に考えている証左とも言えます。


いろんなことが分かる報告だ。

上関原発計画にかかる埋立て免許の失効がほぼ確実になりました、が・・・(2012.06.25 Monday)

抜粋

本日、6月25日の山口県定例議会にて、二井山口県知事は自民党県議の代表質問に答える中で、今年10月7日に失効する上関原発計画にかかる埋め立て免許について、国のエネルギー政策における上関原発計画の位置づけが不透明な現時点においては、仮に事業者である中国電力が延長申請を出しても許可しないことを改めて表明しました。

(略)

この埋め立て免許の許可によって、2009年9月から始まり2011年の福島第一原発事故によって工事が止まるまで、どれだけ祝島含め地元住民が中国電力の工事の強行に苦しめられてきたのかまたこの許可を根拠に中国電力が祝島島民らを裁判に訴え経済的にも精神的にも苦しめてきたのか、そのことをどれだけわかっているのでしょうか

また「(原子炉等の位置や規模などが決まるまでは)公有水面埋立法上の要件である「正当な事由」が無く、延長の許可はできないところでありますが、免許が失効した場合の新たな免許につきましては、新しい知事が、就任後の状況等も踏まえて、適切に判断されるものと考えております」とし、自身の任期後の埋め立て免許の再許可に対しては含みを持たせている点については、「やっぱりか」と思わざるを得ません。

折しも二井知事の任期は今夏まで。
後のことは今年の7月29日の投開票日に生まれる新たな山口県知事の判断にかかることになります



まあ、30年も原発推進側の知事らや町長やらの場所でやってきただけあって、落ち着いたカンジだ。


山口知事選の方は、「維新」の誰某が出るというのでマスコミが盛り上げているが。。。俺的前記事