若者の失業理由のデータ が発表されています。
とりあえず選択肢から挙げます。
・賃金・給料が希望と合わない
・勤務時間・休日などが希望と合わない
・求人の年齢と自分の年齢が合わない
・自分の技術や技能が求人要件に満たない(平成11年の調査では、自分の知識や技能をいかせる仕事がない、求人の技術や技能にあう仕事がないの二つに項目が分かれていた)
・希望する職種・内容の仕事がない(平成11年の調査では、希望する種類の仕事がない、正職員・パート、アルバイトなど希望するかたちの仕事がないの二つに項目が分かれていた)
・条件にこだわらないが仕事がない
・その他(平成11年の調査では、近くに仕事がない、と答えた人の人数もこの項目に含まれている)

 実は、ここで一番問題にすべきなのは、
 「近くに仕事がない」という、
 住む場所と働く場所が一致しないという、
 過疎を促進しそうな切実さを持ったものをなぜ「その他」に括るのか、
 ということなのですが。
 まあ、ここではあくまでも失業理由を自己責任にもっていこうという
 大作戦なのですよ、とざっくりまとめてしまいまして。

若者の失業理由は、
「希望する職種・内容の仕事がない」なのですね。
君たちはどれだけ職業に対して妄想の翼を広げているんだい!
と裏拳ツッコミをかましたくなるわけです。

若者たちよ。
しごとというのは、
職種によってそんなに差はないのだよ。

字を書く。
連絡を取る。
指示を仰ぐ。
一緒に仕事をする人と仲良くする。
物を運ぶ。
自分が移動する。
考える。

そうした作業の積み重ねなのだ。
特に、経験の浅い若者であれば。

自分の技術や技能が求人要件に満たない
から、むしろ君たちが妄想している
すばらしい職業とやらに就けないだけなのだよ。
でも、どんなに君たちが妄想している素晴らしいお仕事だって、
すべての作業を細かく分類してみると、
特に新人のころなんて大差ないのですよ。

そして、もっと大事なこと。
適性というのは自分で見極めることができる代物ではないということ。
その場に適った仕事が出来るかどうかは、
一緒に働く人から見極められたほうが正確であるということ。
自分で考える適性なんて、
その仕事の経験がない人間に
その経験にもとづいて考えることが出来るはずがない以上、
ただの妄想ですから。
そしてここ何日も繰り返しているけれど、
適性はその仕事を繰り返す中で出来るものですから。

そして、本当に適性がある人間には、
そのしごとに対する適性があってほしいと本人が願う願わないを問わず、
周りの人間に、
「君はこの仕事、向いてるね」
と、言われるものなんです。
これは、絶対に、本当ですよ。
皆さんも、「ああ、あの人、あの仕事が天職なんだな」
と思う人がいるでしょう?
そして、
「私はこの仕事が向いていると思うんですよ」
という人の意見に、違和感を感じた経験をお持ちでしょう?

そういうことです。