なるちゃんの母 | なるようにしかならんブログ

なるちゃんの母

なるちゃんの母はなるちゃんが幼い頃とんでもない勘違いをしました。当時なるちゃんの家の近くに住んでいたお姉ちゃんが結婚して旦那さんの家に嫁ぎました。子供も男の子が生まれ、5歳になっていました。その家族とは盆と正月の年2回ぐらい会うペースでした。その事件が起きた時は盆の真っ只中でした。その家族に次男が誕生したので、旦那さんと長男の2人でなるちゃんの家に遊びに来ました。お姉ちゃんとは長い付き合いがあったのですが、旦那さんとはまだまだ短い付き合いだったので、なるちゃんの母は話が途切れないように頑張っていました。5歳の長男の子に楽しんでもらう為に、沢山話しかけていました。「いらっしゃい、ヒデキ君。よく来たね。」旦那さんは首を傾げながら、「はぁー。」と一言。母がジュースを出しながら、「ヒデキ君オレンジジュース好きだよね。」旦那さんが首を傾げながら、「ふぁーい。」と一言。母が「ヒデキ君はいくつになったの?」旦那さんは首を傾げながら、「31歳です。」と一言。この辺から何かおかしいなあと、なるちゃんの家族は全員が思い始めました。帰る時も母が「ヒデキ君、又遊びに来てね。バイバイ。」と手を振ると旦那さんが「バイバイ」と恐る恐る手を振りドアを閉めました。その時なるちゃん一家は確信しました。ヒデキ君が旦那さんで、子供はユウキ君だという事を。ユウキ君に話しかけながら、旦那さんの名前を呼び続けていた事を。そりゃー31歳と言うし、恐る恐る手を振るハズや。旦那さんは心の中でなるちゃんの母に対して『何でこのおばさんはユウキじゃなく俺に話しかけるんだろう。俺に気があるのかな。』と相当怖かった事でしょう。その証拠に正座したまま足を崩しませんでしたもん。 その後すぐに、お姉ちゃんに電話して誤っている母の顔はまっかっかでした。

その家族とは今でもその時の笑い話をしますが、勘違いって怖いですね。