健康診断 | なるようにしかならんブログ

健康診断

なるちゃんは毎年欠かさず健康診断を受けています。なのでその一ヶ月前ぐらいから、ダイエットを敢行します。健康診断の前の日から、出すものは出す。すべて絞り出すよう努力します。それは、健康診断の結果って、ほぼ前年の体重比が左右されるような気がするからです。体重が増えてれば、コレステロールや血糖値などが上がるという正比例の法則が成り立っています。確実に。だから体重は一番怖い診断です。体重と一緒に身長を測るのですが、身長は足のかかとの所にイボみたいなのがあり、それをかかとで押すと身長を測る棒が、頭のてっぺんまで降りてきて測定します。つまり看護婦さんは見てないので、上手くタイミングよく背伸びをすると、3㎝はごまかせます。次に目の検査は前の日にコンタクトをめちゃめちゃ洗って臨みます。で、『右』と言いながら人差し指もついつい右側を指している自分がとても「おちゃめ」で愛らしく思えます。耳の検査はハッキリ言って目の検査です。これこそが目の検査です。だってヘッドホンを付けた目の前で、機械を操作する看護婦さんが『ピーッ』という音を出しているのです。ボタンを押す手が丸見えなのです。看護婦さんがボタンを押したら、なるちゃんもボタンを押す。赤上げて、赤下げないで、白上げての旗揚げゲームやないんやから。次に心電図はくすぐったい。思わず声が出てしまいそうになるちゃん。汗かくわ。でもなんと言ってもやはり、一番嫌なのが血液検査の注射です。血液って、これまた正比例の法則にあり、人間に元気が無くなると血液まで元気がなくなる。一昨年なるちゃんの前で死に損ないの老人が、血液検査を行っていたのですが、まあー血が採れない。採れなさすぎ。注射を討っても血が入ってこないのです。上がってこないのです。しかも血がドスグロイ。で、その年配の方は結局ベテランの看護婦さんが来て、二本目を討たれていました。それがなるちゃんには印象深く去年、一回で終わりますようにと、一ヶ月前から祈っていたせいか、緊張しまくりでやってはならぬ事をしてしまいました。というのは、緊張のあまり健康診断の会場に入る前に、トイレでおしっこをしてしまったのです。で、会場に入場し受け付けをすまし、着替えをすまし、「先ずは尿検査のおしっこをとってくださいね」と看護婦さんに言われたのです。出るかぁー。なるちゃんは看護婦さんに訳を話し、全部が終わった後に尿をとるという交渉を成立させました。一時間近く色々な検査をして、着替えをすました後、いざ尿をとろうとしても全然もよおさないのです。出そうとすればする程出ないのです。そういう気分わかるでしょ。気持ちばかり焦って出る気配すらないのです。なるちゃんはもう我慢できなくなり、その会場から退出し、ジュースの自動販売機でぶどうジュースを買い、誰も見てない所に行き、一気に飲み干しました。そして、会場に再び戻りトイレに行くと、まあ出るわ出るわ。   数日後、健康診断の結果が返ってきました。糖が異常に多い為、再検査という最悪の結末を迎えました。ぶどうジュースのぶどう糖が出たのは言うまでもありません。