東京都慰霊堂 秋季慰霊大法要 | 【思い出に変わるまで】

【思い出に変わるまで】

長期人工透析をしていた夫が亡くなった後のおひとりさまの日常 

今日九月一日は
 
「防災の日」でもありますが
 
「防災の日」のきっかけとなる
 
関東大震災が発生した日です
 
 
今年は出席者を十分の一に減らして
 
法要が行われました
 
 
関東大震災の九月一日
 
東京大空襲の三月十日
 
年に二回大法要が行われます
 
 
慰霊堂には16万3千体の遺骨が
 
おさめられています
 
 
以下は私が9年前に
 
別のSNSに投稿した記事です
 
 
 
 
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両国にたいやきで有名な
 
「浪花屋」(なにわや)さんがあります
 
ここのご主人と夫が知り合いで
 
「慰霊祭の時は屋台がたくさん出るから
 
遊びにおいで」と誘われ二人で行くことに
 
 
 
東京都墨田区の両国駅近くにある
 
東京都慰霊堂では年に2回
 
3/10と9/1に慰霊祭が行われます
 
 
慰霊堂には過去何度か訪れていましたが
 
慰霊祭に行くのは初めてで
 
第一ホテルの前から慰霊堂まで
 
延々と100メートルぐらい屋台が
 
出店していてなんのお祭りかと
 
思ってしまうほど
 
 
慰霊堂には関東大震災と
 
東京大空襲で亡くなった方の
 
遺骨がおさめられています
 
お堂の中には写真や絵画が
 
展示されているので
 
当時の様子がよくわかります
 
 
 
お堂の中ではたくさんの焼香台があり
 
多くの人がお焼香をする中
 
ご年配のお坊さんが当時の様子を
 
話していました
 
 
この地だけで3万人以上もの
 
人々が亡くなり
 
火葬場が足りないので
 
境内の10ヶ所で焼いたこと
 
ご遺体の処理を手伝う人が足りず
 
日当5円、米一升で集めたこと
 
(当時の5円は破格だそうです)
 
 
その後お堂の中で
 
クラシックの生演奏があり
 
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
 
「グリーンスリーブス」を演奏
 
お堂でクラシックというのが
 
不思議な感覚でした
 
 
境内には防災の日ということで
 
クラッカーや水を配ったり
 
 
夜からはコンサートもありと
 
イベントが盛りだくさんでした
 
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あれから9年の歳月が流れ
 
浪速屋のご主人はお亡くなりになり
 
コロナ禍で慰霊堂におまいりする人も
 
かなり減っています
 
 
この記事は防災の日の過去記事として
 
SNSで自分だけが見られるように
 
紹介されていました
 
 
 
 
慰霊堂におまいりしたり
 
回向院に御供養に行ったり
 
ここ最近のことだと思っていました
 
9年も前に慰霊堂に行っていたとは
 
 
 
その後デイサービスに勤めることになり
 
利用者さんから東京大空襲
 
関東大震災のお話を
 
聞くことが増え
 
御供養に行けない
 
利用者さんのかわりに
 
時々ですが
 
おまいりするようになりました
 
 
 
慰霊堂で演奏された讃美歌
 
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
 
高校生の時コーラス部で
 
いつも歌っていた大好きな曲
 
この曲を歌うと魂が喜んでいるとしか
 
思えない気持ちになります
 
 
ちなみにベートヴェンの「第九」も
 
合唱の練習の時から
 
嬉しくて楽しくて
 
魂が身体から離れそうになっていました(笑)
 
両国国技館で行われる
 
「5000人の第九」に
 
また参加したいなあ・・
 
 
 
生きている私のできることは
 
亡くなった方を思い出したり
 
お寺に行ったりして
 
地道に御供養すること
 
 
9年ぶりに記事を読むことになり
 
今の生活が間違ってないと
 
教えてもらったような気がします
 

 

 

 

BGMが「アヴェ・ヴェルム・コルプス」です