今週末の日曜日、
映画の中の名曲コンサートを開催します。
ご興味がおありの方は是非お越しください。
ちらっとだけ♪
映画の曲を聴くと、映画と共にそれを見たときの情景が甦ります。
当日券もご用意しています。
皆様のお越しをお待ちしております。
今週末の日曜日、
映画の中の名曲コンサートを開催します。
ご興味がおありの方は是非お越しください。
ちらっとだけ♪
映画の曲を聴くと、映画と共にそれを見たときの情景が甦ります。
当日券もご用意しています。
皆様のお越しをお待ちしております。
涼しくなりました。
今日あたり小蕪のタネを蒔こうと思います。
面白いことがありました。
高校1年生の生徒さん。
6月くらいまですごくピアノを練習していたのに、全然練習しなくなりました。「入ったばかりの部活が忙しくって」「はじめての定期テストが忙しくって」「夏練があって」、、。
部活も慣れて、テストも済んで、夏練も終わった。
それでも一向に練習してこない。
「ちょっとこの曲もう長すぎ。全然弾けてないけど次の曲に行こう」
「はい、、、わかりました、、」
諦めるのは残念そうだったけど仕方ない。時間がもったいないので「次はこっちかこっち、好きな方にして」とショパンとベートーヴェン2曲渡してバイバイしました。
そんな時、お母様にばったり会いました。
「この間までピアノやめようかなって言ってたのに、今ものすごいやる気が出て学校に行く前と帰ってきてからも練習しています(サイレント付きのグランド)」とのこと。電車の中ではベートーヴェン聴いて単語覚えてるそうです。
ええ!
「なんだ、単にシューマンが好きじゃなかっただけ!?」と言うことでした。
諦めるの残念そうにしてたのに笑。
言えばいいのに。
実はその気持ち、非常に共感します。
私もシューマンのピアノ曲弾くの苦手。
あのムズムズする独特の感じ、何なんでしょう?
複雑なシューマン特有のムズムズさ。
私が初めてシューマンを弾いたのはヤマハ音楽教室で習った「かわいそうなねこ」。ユーゲントアルバムの中の「はじめての悲しみ」と言う曲をかんたんにしたメロディーだけの曲。
♪ どこかでほら ママ、 ママ、泣いてるのは 猫の子でしょ
♪ だれかがねえ ママ、 ママ、捨てていった 猫の子でしょ
もうこの歌詞の悲しさ具合とこの曲のムズムズ具合で本当にシューマンダメになしました。少し大きくなって弾いた「楽しき農夫」も「トロイメライ」も、大人になって弾いた「夜に」もダメでした。
とはいえ、その気持ちは私の個人的な感性ですので、生徒さんにはちゃんと隠していました。なので後でそれをバラしたら「ええ!」って驚いていました。
「聞くのも弾くのも、ムズムズするようになって、もうピアノは向いてないのかと思った」とか。
「ムズムズ」同じでした笑。
そして自分だけだと思って先生に言えないのも同じでした。
シューマンはもちろん偉大な作曲家。
シューマニアーナという方々が大勢いてシューマンだからこその音楽を敬愛している。単に私が力不足なだけで、だから否定するわけではないんです。ピアノコンチェルトとか聴くの大好きだし。
でも、世の中にはたくさんの音楽があるし、音大を受けるわけじゃないし、時間は有限だし、何よりそのうち好きになるかもしれない。
だから今は好きと思えない曲をパスするもありです。
いつもお読みくださって有難うございます。
ピアノのブログなのに、畑の記事ばかりでがっかりですよね。
というわけで、今日はピアノのことを書きます。
「アルペジオ」という奏法があります。
和音を下からずらしてダララランと弾くやつです。ピアニストは華麗に美しくダラララ〜ンと弾きますね。
アルペジオが上手に弾けると、かっこいいです。
が、これ、なかなか難しい。
ダララランと美しくずれずに、固まったおだんごみたいになってしまいます。
ではおだんごにならないようにするにはどうしたら良いでしょうか?
私のアルペジオの練習の仕方をご紹介します。
1、ドミソドだとしたらまず和音で弾いて指の形や場所を覚える
2、それぞれの音に対して手首をひねらず、回さず、真っ直ぐにしたまま、一音ずつ弾いてみる。もしドだけならこの場所でこの手の形で弾く、もしミだけならこの場所でこの手の形で弾く、というように。当然音は切れます。アルペジオの練習はどんなに手が大きくて届こうとも最初からレガートで弾かないで、切って弾くことが大事。
3、2、の手首の場所で、ド・ミ・ソ・ドと続けて弾く。手首をひねったり回したりせず、2の手の形のままで。当然音は切れます。一音一音丁寧に
4、2の真っ直ぐの手首の場所のまま「ドミ」「ミソ」「ソド」と2音間を瞬間移動する。この時も手首を回したりひねったりしない。次の音の場所にそのままの手の形ですばやく移動できるように。音は切れます
5、「ドミソ」「ミソド」と3音間を瞬間移動で続けて弾く。この時も手首を回したりひねったりしない。音は切れます。4を弾く時に着地の音が強くなったりしないよう、均等なやわらかい音で弾けるように練習
6、5までできるようになったら自然にその指に手首がついていくようにゆっくり力を抜いてレジェロ〜レガートくらいで弾く。一つ一つの指に重心が乗るように。大事なことなのでもう一度言うと、手首に指がついていくのではなく、指に手首がついていく、です
見ていると、上記の練習を全部すっ飛ばしていきなりダラララ〜ンと弾いてる方が多いように思います。そうすると音がお団子になりがち。
先ほど2回言いましたが、もう一度言います。「指」に手首がついていくのが大事。手首に指がついていくと確実におだんごになります。ミやソの音を弾いていないうちに手首が最後のドの場所にいっちゃうと後ろの「ミソド」がおだんご(重心移動が早過ぎ)。
逆に指が動いているのに手首が指に付いていってないと最初のドミソがおだんご(重心移動が遅過ぎ)。
アルペジオって言うなれば、音のドミノ倒しなんです。
ドミノ倒しなので、前の音が次の音を一瞬で押し出す感じです。前の音と次の音がほんの一瞬だけ重なるような、、、。
そうすると、重心が早過ぎたり遅れたりせずに移動出来るようになっていくんですね。
でも、ドミノってまずは一つの駒をきちんと独立して立たせることが大事ですよね。
つまり上記の1、2の一音ずつ正しい場所で弾く、ことから始めるのが一番です。
レガートにするのは最後の最後。
私は「綺麗な一音」から始めています。
6月のホールの会の動画を公開しています。
ご出演は下は2歳から上は94歳まで。
ピアノ歴も初心者の方から何十年という方まで。
皆様ドキドキしながら弾いています。
ドキドキしすぎて何弾いたか覚えていないとか、ピアノがすごく良くて弾いていて気持ちよかったとか、みんなで楽しめてよかったとか、思い切って出て思い出になったとか、たくさんのご感想をいただきました。
来年も6月に開催します。
会員でない方もたくさんご出演されています。
ぜひ今から練習を始めてご参加ください。
今子供向けの音楽会などでは映像がよく使われます。
視覚は聴覚より強烈なので、子供を集中させるには映像を使うのが効果的です。
逆に言えば、音楽だけでは退屈しちゃう子が多いということです。
昔、映画には音がありませんでした。
音楽はもちろんセリフも。
だけどそれだと退屈しちゃうと思ったのか、西洋ではそこに解説文が書かれたページが入ったり、そのお隣で音楽が生で奏でられたりしていました。
日本ではというと活動弁士さんという方がいて、一人何役もやりながら映画にお話をつけていたそうです。
西洋と日本、文化の違いが面白いですね。
今の子供の音楽会も、昔のサイレント映画も「音楽だけでは足りない」「映像だけでは足りない」、そう思ってしまうのはさすが人間だけあって欲深いです笑。
そんなよく深い人間が作ったのが今の音楽あり、セリフあり、物語ありの映画です。一つを作り上げるのにそれぞれの道のプロフェッショナルが集結している映画は、まさに総合芸術です。
けれど、だからこそ、セリフのないサイレント映画や、身振りのない朗読劇や、映像も歌詞もない音楽に感動することに、大きな意味があるように思うのです。
情報が少ないからこそ、そのものの魅力が奥深くにまで入り込む感じがするのです。
情報が多いと、直接、具体的に、そして間違わずに届きます。
でもそれによって想像力が働かなくなってしまうことは事実です。
消音にして映像だけで映画を見ると、普段気づかないような例えば照明が内面を表していることに気づいたりします。
映像を見ずセリフもない映画のサウンドトラックを聴くと、セリフ以上に心が揺さぶられたりします。
映画の中でずっと流れていた音楽がぴたりと止まった時の役者の顔や沈黙に、何かを考えさせられたりします。
とても逆説的だけれど、聴覚以外を封じ込めて映画を聴きに来てください。また違う角度から感じること、考えることが出て来ると思います。
もし映画に音楽がなかったら、、、?
映画のイメージ変わっちゃうと思います。
逆に音楽だけで、映画の内容思い出せちゃいますよね。
音楽って不思議なんですよ。
例えばイタリアンを食べに行って、演歌が流れてきたら。
例えばハンバーガーを食べに行って、オペラが流れてきたら。
「ここのお店、変わってる笑」ってなりますよね。
音楽は最後の芸術と言われています。
音楽で芸術が完成します。
「ピアノ大好きコンサート」、今年は映画の中の名曲。
チラシに掲載の曲目以外にも色々演奏します!
リクエストもまだまだどうぞ。
お問い合わせは以下にどうぞ
hajimetepiano.org@gmail.com
🎬ピアノ大好きコンサートのお知らせ🎬
10月6日(日)午前、小金井宮地楽器ホール小ホールにて今年も「ピアノ大好き」コンサートを開催します。
テーマは「映画の中の名曲」。
レクチャー付きです。
映画に使われているクラシックのピアノ曲はじめ、オリジナル映画音楽も素敵なピアノアレンジでお届けします。
現在皆様からのリクエストを募集しております。
人生の折々の思い出の映画を彩ってくれた映画音楽をピアノでお聞きください。
リクエストはこちらから
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