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4つの主要ETFの解説

・VTI(バンガードトータル・ストック・マーケット)
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動
3800銘柄に、いわば米国株全体に投資をするETF
株価上昇(インカムゲイン)と配当金上昇(キャピタルゲイン)の両方が得られると考えてよい。
経費率0.03%

・VOO(バンガードS&P500ETF)
500銘柄に分散投資できる。株価指数としてS&P500を対象としたETF。
経費率0.03%

VOOはS&P500のみ
VTIはS&P500+3300銘柄
ポートフォリオの大部分は変わらない
VOO.VTIはバンガード社の運用するETF

・QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)
インベスコ社が運用するETF
NASDAQ100と連動するインデックスETF
NASDAQ100はNASDAQで上場している銘柄のうち、金融セクターを除外した上位100銘柄で構成されたインデックス。その特性上、テクノロジー株が多く含まれるため「米国の株式市場を牽引するテクノロジー株に投資するインデックスETF」という扱い→市場全体の投資というよりは、テクノロジー株への集中投資(約50%弱のセクターがテクノロジー、うちGAFAMが約40%)
リターンとしてはVTI・VOOを凌ぐ上昇を続けている。
経費率0.2%

・VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
ETSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動、投資対象銘柄数は9000銘柄。世界全体の株式市場に分散投資するオールインワンなETF。
世界経済は年平均4%ずつ成長するといわれている、世界全体の成長の恩恵を受けようというETF。
米国の割合が50%以上、日本株も含まれる(ex.トヨタ、三菱UFJ、キヤノン、ホンダなど)
VTの特徴である、全世界の株式に分散投資が逆にリターンの低下に繋がっているという側面も。
経費率0.08%

基本的にはどのETFも正解。基準は投資対象で見る。
・VTI:米国株式全体3800銘柄
・VOO:米国株式の大型株式500銘柄
・QQQ:米国のテクノロジー株式100銘柄
・VT:世界各国の大型株式9000銘柄

米国株式に、みんなと同じに、平均リターンでOK
→VTIかVOO(好みで選んでオッケー)
リスクを取ってでも資産を増やしたい、テクノロジー株メインに投資したい
→QQQ
最強の分散投資をしたい、アメリカだけの集中は怖い、中国などに期待
→VT

ローリスクローリターン:VT>VTI>VOO>QQQ:ハイリスクハイリターン

・別のアプローチでの米国株投資
米国株投資:インデックスETFを直接保有
投資信託:インデックスETFに投資する商品を保有(間接的に米国株に投資)

米国株投資と投資信託の違い(大きな違いは投資が完全自動化できるという点)
米国株投資
・米国個別株、ETFを直接保有できる
・購入はドル
・配当金の支払いはドル
・方法によって、積立の自動化が可能
・ETF保有期間中は手数料がかかる(経費率)
・リアルタイムに価格が変動する
・リアルタイムな売買が可能
投資信託
・証券会社の投資商品を通じて、間接的に米国株を保有できる
・購入は日本円(為替手数料がかからない)
・配当金は再投資されるため支払われない
・積立を完全に自動化できる
・投資信託の保有期間中は手数料がかかる(信託報酬)
・購入手数料が無料のものがある(近年は無料のものが主流)
・価格の変動は1日1回のみ
・購入と売買に数日のタイムラグがかかる

インデックスETFに投資できる投資信託
VTI(経費率0.03%)
①楽天・全米株式インデックスファンド
②SBI・V・全米株式インデックスファンド
VOO(経費率0.03%)
①SBI・V・S&P500インデックスファンド
②eMaxis Slim米国株式(S&P500)
QQQ(0.2%)
①iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
②eMaxis NASDAQ100
VT(経費率0.08%)
①楽天・全世界株式インデックスファンド
②eMaxis Slim全世界株式(オールカントリー)

目的次第でスタイルを決める
インデックスETFの直接購入と保有
→資産を増やしつつ、配当金も得たい人
投資信託を通じたインデックスETFへの投資
→今後のために、資産をどんどん増やしたい人