「新参者」 東野 圭吾 | はじめのいっぽんの新しき物語

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「新参者」
著者・東野 圭吾 氏



第一章 煎餅屋の娘
第二章 料亭の小僧
第三章 瀬戸物屋の嫁
第四章 時計屋の犬
第五章 洋菓子屋の店員
第六章 翻訳家の友
第七章 清掃屋の社長
第八章 民芸品屋の客
第九章 日本橋の刑事

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。
着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、
人情と言う名の謎。
手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす人びと。
「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。
大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。


一話一話が独立された話なのかな?と思いきや、
女性の絞殺事件をきっかけに日本橋界隈を廻る所轄の刑事が、
全く関係の無いようなところから、話を聞き出して殺人事件の犯人まで、
辿り着く物語。

上で「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」
こう述べているように、本来なら八章で終了していた所を、
あえて第九章まで描く所が非凡だなぁ?と感じさせられた。

私はこの新参者のストーリーは当然、未読だし、ドラマも未見でしたが、
阿部寛が主演していたのは覚えている。
そしてその後の「麒麟の翼」や「祈りの幕が下りる時」の映画を視聴した。
どうやらこの新参者は8作目らしい。
そして今は12作品まで出ているらしい。

もう次は、「卒業」に決まった。
これにて東野圭吾にハマッていってしまうのかな・苦笑