俺はカラダに悪いものが好きである。
先日も大学の講義で「環境マーケティングなんて俺は大嫌いだね!」と学生相手に叫んできたところである。資源の削減とかCO2がウンタラ大嫌い!と。
俺はカラダに悪いものが好き。その代表格がタバコである。15歳の頃から約20年間の付き合いである。当時はセブンスターが220円であったと記憶している。
凝り性の俺は文学とタバコの抱き合わせで、世界のタバコの9割は吸った。文庫本とタバコから漂う紫煙がなんとも言えない「堕落した文士感」を喚起させ、悦に浸る。
当然、中島らもが好きで、ジャンキーの世界に憧憬を抱いた。今でも咳止めシロップでラリることは可能らしい。俺も1960年代を生きたかったが、残念ながら俺が生きたのは30年後のバブルがはじけた1990年代であった。健康ブームに火がついた頃だ。2000年代、俺が大学に入った時には大学でタバコが吸えない状態になっていた。
なーにが健康だ!カラダは朽ち果ててもよろしい。つーか、寿命がある。


我々、アンチ健康愚連隊はカラダより精神、文化を愛するんである。