TeNさんとレコーディング | 吉澤はじめ MY INNER ILLUSIONS

TeNさんとレコーディング

先週木曜日のこと。
大阪のハウスユニット「ハンドレッド・バーズ」
のフューチャリング・ボーカリストで、
ソロとして旭化成のCM
(百恵ちゃんの「さよならの向こうに」のカバー)
などを歌っているTeNさんのレコーディングをやってきました。
吉澤はじめ Jazz from the Edge of the Universe
彼女のソロデビューアルバムを2曲
プロデュースしています。

一曲は、僕のオリジナル曲、
もう一曲は彼女のオリジナル曲です。

僕のオリジナルに関しては、
数年前に書いた曲なのですが、
彼女がすぐに気に入り、
素晴らしい歌詞をつけてくれました。
どんなアレンジにしようかいろいろ考えていくうちに、
いつものトリオとやってみようということになり、
今回の運びとなったわけです。

ここ5年ぐらいは、
「和メロ」と「生ジャズ」の
真の意味での融合をずっと試してきていて、
ストレートな日本語でも、
必ず良質なポップスはこの方法で、
つくり出せると信じてきたけれど、
やっと、それが今回、現実になったように思います。

それは、メンバーそれぞれの
素晴らしい才能によるところが、
とても大きいと感じます。

自然に、てらわずに音を出す。
というのは、意外と難しいものですが、
お互いを信頼しあうという基本と、
楽曲を正確に理解するという作業の中で、
時に、エポックメイキングなものが、
生まれていくのだと思います。

もう一曲の彼女のオリジナル曲の歌入れもしました。
こっちの方のバックトラックは、
久々の一人多重+打ち込みで、
モンドグロッソ→コズミックヴィレッジ
→ヴァイオレットラウンジ(ソロ)
という経験を生かしつつ、
シンプルかつ奥行きがあるアレンジに
トライしました。

今回、最初にプロデュースの依頼話があったのは、
もうなんだかんだで半年ぐらい前のこと。
長らくポップス系のプロデュースをやっていなかったので、
(実は何度か断ったりもしてたんだけど)
今の僕にどんなことができるのかな?
と不安と期待が入り混じっていました。

でも、みんなのおかげでとてもいい作品が出来そうなので、
なにかまた自信がわいてきました。

どちらの曲も、ミックスはこれからです。
ぜひみなさんに聴いてもらいたいなあ、
と熱望しています。