憧れの人々に会いにいく | 吉澤はじめ MY INNER ILLUSIONS

憧れの人々に会いにいく

昨日は、朝10時からレコーディング。
詳細はまだおつたえできないのですが、
今回のアーティストから、
僕の前作の中から一曲カバーしたいという、
ありがたい申し出があり、
プロデュースを引き受けました。

3曲分のピアノを録音し、
午後4時前に田町のスタジオを出て、
うだるような暑さの中、
今度は椿山荘に向かいました。

実はこの日、
将棋界の大きなイベントがありました。

先頃、羽生善治氏が名人に返り咲いたのですが、
そのお祝いパーティがあったんです。

将棋の大ファンの僕ですが、
実はナマの棋士を見るのはこれが初めて!

普段、めったに緊張することのないぼくが、
とてもドキドキしてしまいました。

初めてお会いした羽生さんは
とても爽やかでかつ堂々としていました。

それにしても、
700人ぐらいの列席者全員をおもてなししてまわるのは、
本当に大変そうです。
それでも嫌な顔一つせずに、しっかり相手の目を見て
話しを聞かれていたのが印象的でした。

会場はまるで宝の山。
神武天皇以来の天才とうたわれた
加藤一二三先生にもお目にかかることが出来ました。

一緒にうつっているのは僕の代理人の寺石さん。

さらに現在、王位戦で羽生さんと死闘を繰り広げている
深浦王位にも遭遇。
この就位式の前日は第2局を戦っていたんです。


このかたは女流棋士の早水千沙先生
東京西部の道場の情報を大変親切に教えていただきました。
将棋チャンネルなどでみると、少しこわもてな方なのかな、
と思っていましたが、とても柔和な女性でした。


こちらは中川大輔先生。

国立に住んでいたこともあり、
個人的に頑張って欲しいな、
と思っている棋士です。
最近は将棋連盟の仕事のかたわら、
棋士としても素晴らしい成績を残されています。
今期こそはB1に昇級されることを願っています。
(将棋界には順位戦があり、
C2→C1→B2→B1→A級と昇級して、
A級で優勝すると、やっと名人に挑戦出来る、
という仕組みになっています。)


窪田義行六段と。

彼も前期、C1からB2へとあと一歩だったのですが、
今期こそ頑張って欲しい方です。
写真の出来上がり具合を確かめてくださったり、
とても親切な先生でした。

最近は、コンピュータ将棋ばかりで、
人を相手に将棋をする機会がめっきりなくなっていたので、
また道場に通ってみようかな、と思いました。

将棋が出来るミュージシャンも激減しましたしね。
今回、パーティの参列者を見ても、
50代以上のかたや年配が占めていました。

パーティの式次ひとつとっても、
連盟は本当に将棋を普及することに関しては
「へたっぴ」だなと思いました。

せっかくこんなに魅力的なゲームなのに、
もったいないなー!

いろいろありますが、
僕としては、夢のアミューズメントバークを体験したような、
至福のひとときでした。