男は「スッピン信仰」② | 伊藤ハジメ オフィシャルブログ「softly」 Powered by アメブロ

男は「スッピン信仰」②

最近、こんな話を聞きました。

その男性は、誰もが知っている一流企業にお勤めで、しかもハンサムで背も高い。当然、女性にものすごくモテるそうです。

そんな彼が付き合い始めたのは、やはりといいますか、顔もスタイルも申し分ない美女でした。

ところが、ある晩、彼は初めて彼女のスッピンを目にして、驚愕したというのです。

どうやら、彼女はデパートの化粧品カウンターにいるような、完璧フルメイク系の美女だったらしい……。

それ以来、彼はすっかり落ち込み、彼女と別れようか真剣に悩んでいるというのです。

「顔で選んでるオレも最低だと思うけど、騙した顔しか人に見せない女性って悲しいよね」


 恐らくこの二人は、お互いにいい部分しか見せ合えない関係だったのでしょう。

おしゃれなレストランで食事をして、東京湾の夜景を見ながらドライブして……。僕はどうもそういう光景を連想しちゃうなぁ。

だから、ベッドに入っても彼女はメイクを落とせないし、落としたところで、相手の男性には受け入れてもらえなかった。

彼女の女心、わからないでもありません。

彼がいつもきれいな女性を連れ歩いているような男性だったからこそ、彼女も完全武装で臨むしかなかったのかも。

「彼には一部の隙だって見せられないから……」


 メイクは、「自分の欠点をなるべく見せないようにする」という意味では、相手を騙すテクニックです。

でも、メイクはあなたの魅力を引き出すためにするべきで、人の目を欺くためにあるものではないはず。

 もしあなたの愛する人があなたのスッピンを見て100年の恋も覚めてしまうようなら、その人とは最初から縁がなかったということ。

そんな度量の狭い男は、こちらから願い下げしてしまえばいいのですよ!