女性をメンタル内面から美しくするのが、僕の仕事です③
本番に向けて、俳優やモデルの気持ちを盛り上げるために僕が実行していることがもうひとつ。
それは、音楽をかけること。
僕のメイクボックスの中には化粧道具のほかに、Jポップ、クラシック、ジャズ……ありとあらゆるジャンルのCDが何十枚と入っています。もちろん、場所によってはメイクルームにCDプレイヤーがないこともありますから、車の中にはCDプレイヤーも常時スタンバイしています。
そして、いざメイクを始めるとき、緊張気味のモデルにはリラックスできる音楽、逆にノリノリで臨みたい撮影にはアップテンポな音楽と、その人、その状況に合わせてCDを選び、メイクルームでかけています。
すると、会話もメイクも、気持ちを盛り上げることもすべてスムーズに進み、いい状態で本番に入れることが多い。
こんな、他愛ないように思えることが、実は僕の仕事の中で、とても重要な位置を占めています。
さて、あなたは朝起きて鏡に向かうとき、どんな気分でメイクしていますか?
ひょっとして、ぼんやり眠そうな顔や、どんより疲れた顔のままメイクしてませんか?
そんな状態でメイクするのと、明るく楽しい気持ちでメイクするのとでは、明らかに仕上がりに差が出るんです。
口を「へ」の字にしたままのブサイク顔でメイクしている人は、今すぐニコニコ顔に切り替えて!
だって、楽しいことがあった翌朝はメイクのノリもいいし、逆に辛いことや悲しいことがあったときはメイクのノリも悪くなるでしょ?
女性の肌とココロは、密接につながっているんですよ。
だから、辛いとき、悲しいときこそ、あえて気持ちを高揚させることが大切!
「そうはいってもなかなか明るい気分になんてなれないのよね」
なんていってるそこのアナタ。せめてメイクをするとき、気分がノリノリになるような楽しい音楽をかけてみましょう。
忙しい朝はムリだって?
いえいえ、そういうときこそむしろ音楽が必要!
どんな女性も、心のあり方ひとつで、驚くほど美しくなることができるんですから。
僕は、プロとして一緒に仕事をしている俳優やモデルたちと同様、すべての女性に美しく輝いてほしいと願っています。
でも、それには小手先だけのメイク術を覚えてもダメ。
ココロの中からきれいになれる「メンタルメイク」をマスターしなければ。
僕はこのブログ連載で、女性が内面から美しくなれる「メンタルメイク」と、雑誌のメイクページは絶対に教えてくれない、一人ひとりの魅力を引き出す「いい女メイク」を、みなさんに伝授できたらと思っています。
僕のメイクをマスターすれば、異性はもちろん、同性からもモテようになること間違いなし!
次回からはいよいよ本章に入ります。
どうぞ、最後までお付き合いください。