以前の私なら、泣いている母を嗜めていただろうが


どうせ、言っても聞かないのだから好きにさせておくことにし


その間に、私は、医師に疑問な点を質問することにした



質問1:老健関係医療機関でのレントゲン写真では


 ヒビと説明を受けたが、骨折なのか聞いてみると




 医師は、医療機関のレントゲン写真を見ながら

 ヒビではなく明らかに骨折であること

 これをヒビと見間違える事は無いであろうという事...


 そして、どうして骨折している患者を一週間以上も放置していたのか


 疑問だとも......







.......やっぱり、最初からヒビじゃなかったんだ、骨折してたんだ......









次に


2:手術をせずに自然治癒という事は考えられるか聞いてみた



 医師は、先ず、考えられないが


 其の場合、折れた骨が正しい位置で治癒する事はないので

 足の向きがずれたり、関節が全く動かなくなってしまうこと等を細かに

 を教えてくれた。

 そして、 父が、もう少し遅ければ手遅れになっていた可能性もあったと 




そうなんだ......



医師の最初に見せた怒りに近い態度から、様々な施設から



父のように、骨折後、適切な治療を施さず悪化した


入所者を数多く診ているのではないかと推測していた


たぶん、其処には様々な(施設側、家族側)理由があり


医師として、やるせない事もあったのだろう......







施設側に嫌な顔をされながらも


外部での診察をして、本当に良かった


あのままでいたら、父の足は、立つ事すら出来なくなっていただろう


考えて見れば、診察費用は自費なのに


施設側が、外部での診察を訝り、阻止と取られるような言動を


する事自体おかしいのではないだろうか


でも、現実として、私のように押し切るような家族がいなければ


外部での診察を希望しても、言い方は悪いが


言いくるめられて、そのままという事の方が多いのだろう


色々と考えさせられる事が多いな.......







一時泣き止んでいた母が


又、涙ながらに医師に訴え始めた




母の泣き落としが功を奏したのか


医師は、困った表情を浮かべながらも


通常なら、難しいが、出来るだけ受け容れられるように


リハビリ科と相談をし、返事をする事を約束してくれた


但し、回復期病院とは違うので、その期間は限られている事を


母に念を押した。





母は、医師に礼の言葉を繰り返すが


本当に解っているのだろうか?


又、後々色々あるんだろうな......





一通り、説明を受け終わり


医師の指示で既に入院が決定され


早々に病室に移動されていた父の元に行くと


直ぐに、担当看護師と看護師長が挨拶に来てくれ


足に血流を良くするサポーターを巻く処置も終了し


昼食も済ませたということだった。



そして、排泄方法や処置等について細かな説明をしてくれた




父は、痛みの軽減と、薬のせいなのか


すやすやと、寝息を立ててていた




さっきまでの苦痛に満ちた顔とは違い


安堵感に満ちているように見えるのは


私の気持ちのせいだけではないのだろう。







父が寝ている間に、入院中に必要な物を


購入しに売店に行く途中、母がお腹が空いたと言い出した


確かに、とっくに、昼を過ぎもうすぐ夕方になろうとしている


お腹も空くだろうが、まだ先にやるべき事が残っているのだ




そう....


施設側に父の入院が決まった事を伝え


退院後の事を話しておかなければならないのだ


今、このタイミングだからこそ、話して決めて


おかなければいけない...




それに、父が転倒した際の説明もフロアー担当看護師と


介護士から簡単にしか聞いていない、この点について


施設側に説明を求めなければ...


先ずは、其処からだな.......。




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