O医師は黙って
母の言うことを聞いていました
そして
母が一通り話終わり、落ち着くと
その他に何か気になる点は無かったか
再度
母に質問をする
一度に、質問をすると母が混乱を起こし
まともに話が出来なくなるのを見越してなのか
その質問タイミングは絶妙であり
そして、半分は父への不満とも聞こえる
母の話を黙って聞いてくださり
要点だけを整理して、着実に次の質問へ導く
このO医師の対応を見ていると
父の症状説明の場が
母のカウンセリングの場でもあるように
思えて来ていました
母は、O医師の質問に対して
考えを巡らせ
やはり、以前に
父が手足の痺れ、力が入らないと
訴えたことがあることを
話し出したのだけれど
それも
母にとっては、怠けとして
片付けられていたのでした
父は怠け者
怠け者は、怠けたい為に
わざと具合の悪い振りをする
そんな父にやる気をださせる為に
自分は苦労していると
嬉々として話続ける
長い夫婦生活には
子供の知らないことや
踏み入れてはいけないこともあるのだろうが
私の耳には、父の脳梗塞に気がつかなかったのは
自分のせいでは無いと
言っているようにしか聞こえなかった
延々と続いた母が話終わると
O医師は、納得したように頷き
次に、MRAの写真を見せてくれたのです
そこには、はっきりと、血管が写しだされ
血管の太さ、形状、詰った場所、長さなどが
鮮明に写しだされていました
O医師が
今回の脳梗塞の起きた場所
大きさ
そして、過去に発生している
小さな梗塞も含め
父の病名と
今、発生している麻痺が
どうして起こっているのか
再発の可能性
今後、起こりえる後遺症等について
解り易く、詳しい説明を
してくれたおかげで
私は、父の、はっきりした病名を
今、初めて
知ることが出来た事に
まず、安堵したのですが..........
今後の治療方法の進め方の
説明をしている最中に
時折、搬送先病院での治療資料を見て
考え込んだりする仕草が
搬送先病院での治療に問題があり
その事を思案しているようにも受け取れ
やはり、父は手遅れでなすべきこともないのかと
不安な気持ちが湧き上がったりもしていたのです......
ただ、考え込む仕草はみせるものの
搬送先病院の治療履歴に対しては
何も口にすることはなく
今日からの治療方針の説明を続ける
O医師の信頼のおける対応から
父を委ねることに間違いはないと
確信したのです................
医師の説明が終わり
カンファレンスルームを出ると
母の顔からは
不安が消え
すっきりとした顔になっていました
それが、自分の不満を吐き出したからなのか
父の病状と治療方針を理解し
安心したことによるのか
どちらなのかと言えば
自分の不満を吐き出した事
そんな母を見ながら
今後は、私が出来る限り
さりげなく
母の気持ちを聞くようにし
ストレスを溜めさせないようにしなければ
父にも悪い影響が出ることは
間違いないだろうと
思っていたのですが
自我が強く
人の意見を聞き入れることが出来ない
母に、どのように接していくか
まずは、様子をみるしかないか................と
考えていたのです.........
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