翌朝一番に、xxx病院の社会福祉士に


電話を入れ、昨晩ファクスした紹介状と


封筒の宛名に問題がなければ



直ぐに持参する旨を伝えると



社会福祉士は、送信時間を確認したのか


「昨晩は遅くまでご苦労様でした」と


私達に労いの言葉をかけてくれた


朝早く忙しい時間に電話したにも係わらず


その心遣いに胸が一杯になる




そして、わざわざ遠くから足を運ばずとも


緊急案件として、直ぐ医師にファクスを


元に相談に向かうことにする


返事に関しては、医師の都合にもよるけれど


今日の夕方には連絡が出来るようにと


調整を開始してくれた


その、思いやりと、優しさに感謝しながらも



私は


多分、駄目だろうという思いの方が強かったのでした





そして、この日の午前中に


私と母二人、第二希望の△病院の外来診察に


向かったのです




手には、紹介状とADL表とレントゲン写真




搬送先病院の婦長からレントゲンを受け取る際に


婦長が話してくれた説明によると


院長は、私達の転院が本気であることを認めたのか


はたまた、転院先に


搬送時のレントゲン写真しか提供できない事を


医師として懸念したのかどうかは定かではないが




このレントゲン写真は搬送先病院の院長が


吐いて、嫌がる父を無理やり押さえつけて


撮った最新のレントゲン写真だと教えてくれた



以前、院長が、「自分が必要だと感じた時に撮る」


言ったのはこういう時のことだったのかと



レントゲンを手にしながら


そんなことを思い出していると



搬送先病院にいる父が、どういう扱いをされているのか


心配で気になってしょうがない





待合室の椅子に座り


父の事を思いながら


どうにか、この△病院に転院が出来ますように


道理のわかるお医者様でありますようにと


私は上手に説明が出来ますようにと


祈るような気持ちで順番を待ちながら




隣に座っている母の様子を見ると


xxx病院を転送先と決め付けている母は


これから受ける外来診察は


どうでもいい様子なのが受け取れる




この△病院は、かなり以前に父が


原因不明の病気で入院したことがあり



母にとっては、その時の悪い印象しかなく


更に、以前あった診療科目を減らし


現在は、特定の診療科目だけになっていることを


評判が悪くて、診療科目が減ったと思い込んでいた




私は、この△病院を第二希望にする際に


病院の体制が以前と違う理由や


診療科目が減った理由が良い意味での


改善であることを


何度も、母に説明したのだけれど




説明を聞いている


その場では理解したと言っているのに


いざとなると、自分の思い込みだけが強くなり



人の忠告や意見など全く聞き入れなくなる母が



診察中に、どんな態度や発言をするのか


心配ではあるけれど




大丈夫、絶対転院できるという思いで


予約した診療時間が来るのを待っていたのです







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