昨日は、午後より津幡町役場へ赴きました。

津幡町のボランティア観光ガイドの「つばたふるさと探偵団」のみなさんに、当社のことなどをお話しさせていただきました。

終わって、謝金とお菓子を頂戴いたしましたが、これは津幡町の小泉菓子鋪の詰め合わせで、この店の氷室万頭は美味いんですよね～。

そのあと、津幡町唯一の酒蔵・久世酒造店に向かいました。

で、久世酒造店のある場所は津幡町清水というのですが、その訳は後ほどお伝えします。

お店の中に入ります。

久世酒造といえば、「長生舞(ちょうせいまい)」が主力ブランドです。

長生舞の特別純米を購入しました。

また、おかみさんが長生舞純米吟醸の酒粕をサービスしてくれました。

それで、今から１４年前の２月末に同級生たちと、この久世酒造店での酒蔵見学と利き酒会に参加したことがあります。

<１４年前の画像>

画像は、今は故人となられた先代社長ですが、久世酒造では、仕込み水は自社の地下水と、近くの霊水「清水（しょうず）」の湧き水を使い分けていると説明されました。

かつて、この麓泉の清水(しょうず)を仕込み水として使っていましたが、自社の敷地に井戸を掘り、その井戸水を使うようになってから、長い間清水の水は使われていませんでした。

それを、今から３１年前に先代社長が復活させたのですが、湧き水は軟水のため、まろやかでふくらみのある女性に好まれる優しいお酒なので「女酒」と呼ばれています。

一方、自社の井戸水は硬水で、切れ味のいいドライな男っぽいお酒なので「男酒」です。

一つの蔵で硬水と軟水の両方を使って仕込んでいるというのは珍しいそうです。

なので、１４年前の酒蔵見学会では、湧水へ向かうため、ＪＲ七尾線の清水踏切を渡った山裾に向かいました。

ここで霊水が涌くことから「清水(しみず)」という地名になりました。

この霊水を汲みに大勢の方が来ていました。

かたわらには、お不動さんが祀ってあります。

「しょうず」の由来碑です。昭和５０年に建立されたこの由来碑には、発起人として、岩井屋酒造や矢田屋酒造の名が見えますが、現在、津幡町には久世酒造しか残っていません。

かつては、９社にも及ぶ造り酒屋が同町内にあったそうです。

なので、久世酒造では、硬水の男酒と、軟水の女酒、それに硬水と軟水をブレンドした３種類のお酒を醸しています。

私が昨日買った長生舞の特別純米は、硬水と軟水の２種類で仕込んだお酒だそうです。

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