小栗旬主演の今年の大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」は、三谷幸喜の脚本なのでなかなか面白いですよね～。

時代背景や登場人物と出演者のことをもっと知りたくて、NHK出版から出されたドラマガイド本(前編)を買って読み漁りました。

そして、永井路子の歴史小説『炎還(えんかん)』も買って参りました。

これは、源頼朝の伊豆挙兵から鎌倉幕府の成立を軸に、連作短編の形を採っていて、「悪禅師」では阿野全成(あのぜんじょう＝頼朝の弟)、「黒雪賦(くろせっぷ)」では梶原景時(かじわらかげとき)、「いもうと」では北条保子(北条政子の妹で全成の妻)、「覇樹(はじゅ)」では北条義時(ほうじょうよしとき)をそれぞれ主人公としています。

第５２回直木賞受賞作で、４４年前のNHK大河ドラマ「草燃える」のの原作の一つにもなりました。

で、この歴史小説も関連本ということで、ふたたびブレークしているんですけど、永井路子さんて大正１４年生れで現在９６歳なんですけど、お元気のようです。

それで、「鎌倉殿の１３人」には、朝日将軍と称せられた木曽義仲や巴御前も登場するので書きますが…。

私の先祖というか当家の始祖は醒井小藤太（さめがいのことうた）といって、木曽義仲(源義仲)の郎党(家臣)でした。

そのことは、当家の『家譜』に記されております。

寿永２年(1183の倶利伽羅峠の戦い(くりからとうでの戦い)で平家の大軍に勝利した義仲は上洛するのですが、その際に当地を通った義仲将軍は家臣の小藤太に祠官(しかん＝神社に仕える神職のこと)たらしめることを命じたのでした。

また、角川書店刊の『姓氏家系大辞典』にも載せられています。

ですから、当社の宝物庫には…。

木曽義仲が倶利伽羅峠の合戦の前に戦勝祈願のため当社へ奉納した、京・三条小鍛冶宗近作の「中脂矢根」があります。

そして、倶利伽羅の合戦に勝利した義仲は、その軍師であり陣僧である太夫坊覚明(たゆうぼうかくみょう・かくみん)に揮毫(きごう)させた、この「正八幡宮」の額も奉納しました。

加えて、当家には錆びてボロボロですが、藁座(わらざ)の甲冑や太刀も残されています。

ということで、当家の先祖は土着したのですが、もし、木曽義仲将軍に従軍して上洛していたら、源範頼(みなもとののりより)・義経(よしつね)の兄弟の鎌倉軍によって、宇治川や瀬田での戦いで惨敗し、滅びていたかもしれません。

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