当社秋季大祭の本祭を迎えた昨日は、朝より御旅所となる遙拝所で、氏子崇敬者のみなさまのご参拝をお待ち申し上げました。

一応、朝８時から参拝の受付を開始しますとお知らせしていましたが、午前７時過ぎより続々と参詣者が訪れました。

御旅所前のテントには獅子飾りが施されました。

昨年、今上陛下の御即位を祝して、７０年ぶりに新調された獅子頭です。

例年、当社の秋季大祭は、画像のように神幸祭(しんこうさい)形式で氏子内を一日かけて巡行します。

ですが、今年はコロナ禍により神輿渡御も巫女舞も、供奉(ぐぶ)する獅子舞もすべて中止となりました。

私と権禰宜のＩちゃんと交代で、御神輿の前で終日参拝者のご祈祷を奉仕いたしました。

その間、私と神役のＦさんとで、宮司を兼務する隣り町会の金沢市岸川町・八幡神社の秋季祭を午前９時より奉仕いたしました。

引き続き、午前１０時からの金沢市北森本町・川崎神社の秋季祭へ向かったのですが、やはりコロナ禍により獅子舞は中止となり、社前に獅子飾りがおこなわれていました。

ふたたび御旅所に戻って参りました。

すると、初孫のakiが御旅所前に設置した太鼓を楽しそうに叩いていました。

昔から、秋祭には御旅所前に太鼓を置いて、氏子の子供たちに自由に叩いてもらっているのです。

昨日は、切れ目なく終日ご祈祷を奉仕申し上げたのですが、特に親子連れのお参りが多く、このように参拝後は御神輿の下を子供達にくぐってもらいました。

昔から、当社では画像のように神輿渡御の際、小さな子供たちが御神輿の下をくぐって無病息災を祈ります。

しかし、今年は御旅所に据え安め奉り(すえやすめまつり)ての神輿くぐりとなりました。

これは、子供達の健やかな成長を願う風習なのですが、ネットで調べてみると全国各地で行われているようです。

夕方、御本社にお還りになる時間となりました。

本来なら、画像のように御神輿を担いで御本社に還御(かんぎょ)するのですが…。

唐櫃(からひつ)に御(ぎょ)をお遷(うつ)しての還御の儀となりました。

感染対策のため人数を制限して神事を斎行いたしました。

また、例年ですと祭典後終了後は、画像のように美人コンパのお酌で直会(なおらい)が盛大におこなわれるのですが、それも当然中止となり、町内会でご用意いただいたお弁当を各自持ち帰り、解散となりました。

そして、今日は、早朝６時前より総代さん方と後片付けをおこない、遙拝所の殿内装飾も元の状態に復した次第です。

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秋季大祭本祭