昨日は１日中寒かったのですが、案の定、今朝起きると３センチほど雪が積っていましたが、すぐ解けるでしょう。

なお、画像は朝５時半に撮影した当家の庭です。

さて、昨年末、直木賞作家の安部龍太郎の時代小説『家康(二)不惑篇』が発売されたのでさっそく買ったのですが、初詣や年頭祈願、左義長、兼務神社の新年祭と正月行事がずっと続いたので、なかなか読む時間がありませんでした。

節分を過ぎて余裕ができたので、やっと読むことができました。

歴史小説家の安部龍太郎が３年前の１２月に刊行した『家康(一)自立篇』の続編となるもので、天下の為政者(いせいしゃ)徳川家康の真の姿を描くこの作品は、新聞小説として共同通信社の加盟社で連載されていて、当県の地方紙・北國新聞の夕刊でも一昨年の６月より連載が開始されました。

歴史小説好きの私は、安部龍太郎の作品をすべて読み漁(あさ)っています。

特に、当県能登・七尾の出身で、安土桃山時代から江戸初期にかけて活躍した天才絵師・長谷川等伯(はせがわとうはく)の生涯を描いた『等伯』で、６年前の第148回直木賞を受賞しましたが、同賞受賞は遅きに失した感があります。

『家康(二)不惑篇』は、三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗北を喫して以降、長篠の戦い、武田家滅亡、本能寺の変直前までを描いた作品ですが、長編小説としてまだまだ連載が続きます。

それで、この『家康(二)不惑篇』を一気に読んでしまって、さらに二度読みしたので公立図書館に寄付することにしました。

で、やって来たのは、津幡町文化会館シグナス内にある町立図書館で、午後５時過ぎに行ったのですが、仕事帰りの方の利用も考慮して午後７時までやっています。

私は、新刊を読み終えると、いつも利用しているこの津幡町の公立図書館に、恩返しの意味で寄贈することにしているのですが、金沢市北部にも四番目となる市立図書館を建設して欲しいものです。

ちょうど１年前も、昨年のＮＨＫ大河ドラマ「西郷どん」の原作本である、林真理子の『西郷どん』上下を寄贈しました。

大河ドラマの放映がはじまったばかりだったので、借りられた方も多かったのではないでしょうか？。

また、昨年は、やはり歴史小説家で直木賞作家である宮城谷昌光氏の新刊『呉漢』を読破しました。

呉漢は後漢時代の武将ですが、初代皇帝で天下を統一した光武帝(劉秀)の功臣で、大司馬(国防長官兼大将軍)になった人物です。

なので、この上下巻も一緒に寄贈させていただきました。

私も図書館利用に際し、話題の新刊を早く読みたいな～と思っても、まだなかったり、すでに借りられている場合が多いですから、少しでも一助にとの思いです。

ついでに、私の大好きな高杉晋作の活躍を描いた葉室麟の『春風伝』を借りてきました。

春風伝とは、高杉晋作は、名は春風(はるかぜ)、字(あざな)は暢夫(のぶお)、通称は晋作で、高杉家では代々諱(いみな)に「春」の字が用いられることに因みます。

葉室麟は、平成２４年に話題作の『蜩ノ記(ひぐらしのき)』で第146回直木賞を受賞し映画化もされましたが、残念ながら一昨年１２月に６６歳で亡くなられました。

金沢市には、中央に玉川図書館、南部に泉野図書館、西部には金沢海みらい図書館があり、東部には金沢大学工学部跡地の小立野に新県立図書館が移転・新築が計画されています。

ですが、北部にはちゃんとした図書館がないので、仕方なくお隣り津幡町の公立図書館を利用しているのですが、市北部にもぜひ作って欲しいものです！。

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