先日、ブログを通して10年以上の友人である京都のMさんより、今冬もクール宅急便でたくさんの京漬物が届けられました。

 

 

Mさんは京都で工務店を営んでおられて、当社にお参りに来られたり、京阪神への参拝旅行で何度かお会いしております。

 

私の大好物の「すぐき漬け(酢茎)」も同封されておりました。

 

 

これは、京都・上賀茂神社(賀茂別雷神社=かもわけいかづちじんじゃ)にほど近い、上賀茂特産の「すぐき菜」を古漬けしたものです。

 

 

桃山時代、上流階級の贈答用に作られていた「すぐき菜」は、上賀茂神社の社家秘伝のものだったそうで、今もなおその製法・技法を守り伝えられ3百年を超えるとのことです。

 

 

画像は、何年か前の伊勢神宮新穀感謝祭参宮旅行の途次、上賀茂神社に正式参拝させていただいた時のもので、浄衣(じょうえ)という白い装束を着装しているのは、私の友人で代々社家のF氏です。

 

はじかみ神主のぶろぐ

 

参拝後、T宮司さんを囲んで記念撮影いたしました。


はじかみ神主のぶろぐ

 

で、京漬物の「すぐき」は、カブの変種である酢茎菜(すぐきな)を漬けた乳酸発酵漬物で、「千枚漬」と「柴漬」とともに京都三大漬物といわれております。
 

 

ですが、京都の観光地で売られている「すぐき」と違って、ちょっと酸味のあるヒネ(古)漬けですけど、それがご飯に合って美味しいんですよね~。

 

 

また、その他の京漬物もたくさん同封されておりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

さっそく、辻井の葉とうがらしをご飯にのせ、西利のお好み漬と共に朝ご飯で頂戴いたしました。

 

 

そして、私の大大好物の琵琶湖名産の「鮒(ふな)寿し」も同封されていました。

 

 

鮒寿司は、Mさんのお母さんが近江の出身なので、特別に手づくりの品を入手出来たのだと思います。

 

毎年、貴重で高価な品をどうもありがとうございます。

 

 

鮨のルーツである熟(な)れ寿しは、乳酸菌の発酵のによって作られるもので、近江では祭典の神饌(しんせん)や祭りの直会(なおらい)、お正月などで供されるハレの日の伝統食なのです。

私は、この鮒寿しや、当県のかぶら寿しや大根寿しにフグの卵巣の糠漬け、それに秋田のハタハタ寿し、福井県のへしこ、伊豆諸島のくさや、新潟のかんずり、また、魚醤油では当県能登のいしる(いしり)や秋田のしょっつるなど、日本古来の発酵食品が大好きなのです。

 

鮒寿しは、琵琶湖固有種のニコロブナを使用するのですが、近年は護岸工事による産卵場所の減少や、ブラックバスやブルーギルといった肉食性の外来種の増加により漁獲高が減少しているといいます。

鮒寿しは、今から約1500年前に大陸から稲作が伝来したのと同じルートで日本に伝わったそうで、平安時代の律令制の基本法である『延喜式』にも載せられていて、織田信長が徳川家康を安土城でもてなす際も鮒ずしが出されました。

 

 

しかしながら、臭いも相当きつく毛嫌いされる方も非常に多いのですが、私や親友のコウちゃんも鮒寿しが大好物で、毎年これを肴にコウちゃんと吞むのが恒例行事になっております。

 

 

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