もう5日前のことですが、女房が朝から梅干しの天日干しをしていました。

 

梅干の天日干しは、本来なら7月の土用にするものですが、3日間続けて干さなけばならないので、天気を見計らっておこないました。

 

 

夕方、ふたたび撮ってみたのですが、梅干は表面は乾いた状態ですが、中はもっちりとした質感でした。

 

 

昔から、梅干しの天日干しは、3日目の最後の日は夜露に濡らすと良いとされています。

 


 赤紫蘇もいっしょに干しました。

 

 

天日干しした赤紫蘇は、3分の2はすり鉢で摩(す)り下ろして紫蘇の粉にし、残りの紫蘇は再び梅干と共に甕の中で漬け、保存して寝かせます。

 

 

 

画像は、去年漬けた梅干しですが、完成するとこうなります。

 

 

なお、梅干しの作り方については、私の過去のブログをご参照ください。

 


それで、 紫蘇の粉はご飯の上に振りかけても、おむすびにまぶしても美味しいですよね。

 

 

別名「ゆかり」とも言うのは、紫蘇の色の紫色を「縁(ゆかり)の色」と呼んだことに由来します。

 

 

『古今集』に、「紫の一本ゆゑに武蔵野の草はみながらあはれぞと見る」という詠み人知らずの歌があり、この歌から紫色は「縁(ゆかり)の色」と言われるようになったのだそうです。

 

 

でも、やっぱり、自家製の紫蘇粉(ゆかり)が一番です!。

 

 

でも、赤紫蘇は梅干し作りと同時に行なうので、下準備が大変なのです。

 

 

これは、葉をむしり終えて茎だけとなったものです。

 

 

で、昨日の朝ご飯では、すり鉢ですりおろしたばかりの紫蘇粉をご飯にふりかけて、さっそく聞し召し(きこしめし)ました~。

 

 

これがまた美味いんですよね~。

 

 

味噌汁の具は、そうめんの「ふし」でした。

 

 

手延べそうめんは寒い時期に吊るして乾燥させますが、「ふし」は素麺を作る際の副産物で、棒で延ばすときに棒にかかる曲線部分を切り分けたものをいいます。


はじかみ神主のぶろぐ


節麺とも言いますが、素麺節(そうめんふし)、切り落としと呼ぶ地域もあり、一般的には「節(ふし)」と呼んでいます。


はじかみ神主のぶろぐ

 

「ふし」は、全国の素麺産地で安価で売られていますが、ネットでも購入可能です。

 

素麺のふしは、そのまま手軽に味噌汁や吸い物の具となるので、重宝します。


はじかみ神主のぶろぐ

 
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