夜中にまた土砂降りとなって、境内は落ち葉が散乱して悲惨なことになっていますが、今日は、「社会体育大会」という地域の運動会が小学校グラウンドで開催され、私は交通推進隊として仲間の隊員達と交通整理を一日中しなければならないので、お掃除する時間がありません。

 

また、途中抜け出して地鎮祭も奉仕いたします。


はじかみ神主のぶろぐ 
はじかみ神主のぶろぐ 

 

さて昨日、トントントンと木槌の音が近所から聞こえてきたので見に行くと、オトキッツァ(屋号)のとうちゃんが土俵の俵作りをしていました。

 

田植えが終わり、農閑期の今の時期になると、とうちゃんは学校などに依頼されて相撲土俵の俵作りに励むのです。人気力士の遠藤や輝などを輩出している当県は相撲が盛んです。

 

専業農家のとうちゃんは今年85歳になるのですけど、とても元気で息子と共にたくさんの田んぼを請負耕作しています。その息子とと私は同級生(幼馴染)で生まれた日も一日違いです。

 

 

小俵の中に土を詰めて形成して、こうして勝負俵や德俵などを心を込めて作っているのです。

 

で、とうちゃんに、どこの土俵の俵を作っているのか尋ねたところ…。

 

 

毎年6月5日に、当県能美市の和田山相撲場で開催される、戦没者慰霊祭奉賛の「能美中学校相撲大会」のものだという。

 

当社も、毎年6月5日に忠魂殿例祭(地区戦没者慰霊祭)を斎行していますが、その奉賛行事で中学生の伝統相撲を開催するとは大したものです。

 

6月5日に開催するのは、端午の男の節句にあやかってものだと思われます。

 

 

本当にきれいな小俵です。

 

 

とうちゃんは、この俵作りのために、秋の稲刈りで一部の稲穂を厳選して稲架干し(はさぼし)しているのです。

 

 

とうちゃんの亡くなった先代(父親)も土俵の俵作りをおこなっていた方で、それを引き継いでいるのであります。

 

先週、卯辰山(うたつやま)で開催された高等学校金沢大会にも土俵作りに来てくれんかと誘われたそうなんですけど、とうちゃん曰く「ワシも年なんで力が入らんで断ったけど、昔は親父とよく行ったもんや」とのことですが、まだまだ健在です!。

 

 

画像は、3年前の地元TV局の番組で、「まちの匠・土俵の俵職人」として紹介された時のものです。

 

これは40年前のもので、先代のじいちゃんと共に土俵づくりをしているとうちゃんの写真がアップされました。まさに親子二代にわたっての土俵俵職人です。


はじかみ神主のぶろぐ 

 

相撲大国石川を支えているのは、こういう人達なんですよね!。

 

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