昨年末の12月28日に、注文した和菓子屋さんより届けられた大量のお鏡餅ですが…。


お正月、歳旦祭での神饌(しんせん)として御本殿や、摂社・末社・里宮遙拝所・忠魂殿(招魂社)・社務所床の間等に鏡餅がお供えされ、自宅の御霊舎や各部屋にも小餅が飾られました。


そして、松が明けた15日にお鏡をおさげしましたが、ひび割れて乾燥しています。中にはカビが生えたものもありました。

2~3個なら寒の水に浸けてから割って切り分けて食べるのですが、あまりにも数が多いので、作っていただいた和菓子屋さんに持って行って、今年も搗(つ)き直しをしてもらうことにしました。


昔は、以下の画像のように、まず寒の水に3日間ほど浸して柔らかくし、表面のカビや汚れをタワシで落としてから、切り分けて蒸籠(せいろ)で蒸し、手で搗いて搗き直しをしました。

なお、新横浜の和菓子店・わかばさんのブログに、鏡餅のつき直しについて書かれております。(※勝手にリンクを張って誠に申し訳ありませんm(_ _ )m)


で、これが先日届けられたお餅で、つき直しで豆餅に生まれ変わりました~。

つき賃(お代)はちょうど樋口一葉(※その前は新渡戸稲造)1枚でした。

ですが、あまりにも多くて当家では食べきれないので、総代さん方におすそ分けしました。


搗き立てで、まだ柔らかいので、指で押すとこのとおりです。


柔らかすぎる餅は切りにくいので、一晩置いてから切り分けました。


さっそく焼いて食べてみましたが、まいうーでございみす~♪。

神様のおさがりのお餅なので特においしいです!。

でも、これで餅太り間違いないです!。(_ _。)


で、3年前までは、お正月の鏡餅は、つき直しの際は黒豆や昆布、それに食紅で色を付けてかき餅として再利用していました。


かきもちを吊るす際は、昔は藁(わら)で編んでいたのですが、今は紙紐(ひも)を使います。

かきもち作りは、小寒から寒明けの立春までの晩冬におこなうもので、これを“寒の餅”といってカビたり腐りにくくなるのです。


かきもちは約50日間自然乾燥させて完成します。


かきもちは、焼いても油で揚げても美味しいですよね!。


神社に限らず、奥能登の輪島市門前の總持寺祖院(そうじじそいん)や金沢の大乗寺の曹洞宗の修行僧も、お供えしたお餅は搗き直ししてかき餅や切餅にして全てを食べ尽しているので、感謝の気持ちを持っていただくことが大事であります!。

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