数週間前から東武東上線、大山駅のヘビーユーザーとなってから1日1回はショーウィンドウを確認してしまう。
ふじ酒場あり、煮干しラーメンあり、なかなか魅力的な店舗である。
大山駅を降りて、特に意識せずアーケード街を歩いているつもりなのに、気付いたら目線は富士そば大山ハッピーロード店である。
中学、高校生の時に好きな子をチラチラ見てしまい、同級生にそれを指摘されて恥ずかしくなったときのことを思い出す。男友達と話しているのに目線は女の子。
今日も普段通りアーケード街をまっすぐ歩いていたのであるが、富士そばのショーケースが潜在的に視野の一角に現れる。
あれ?今日は何か違うぞ?
そうである、ショーウィンドウのレイアウトが変わっている。すぐに気付いた。
自分の大好きな煮干しラーメン選手がいない、
走攻守揃った不動の2番バッター、煮干しラーメン選手が戦力外通告を受けるとは考えられない。
自分は富士そばの煮干しラーメン選手が大好きである。味、値段、スター性、何をとっても他を圧巻している。キングカズと尾崎豊と煮干しラーメン選手は積んでいるエンジンが違うのである。
いつかは自分も煮干しラーメン選手に。本気でそう思っている。
それはそうとして、券売機を確認する。
いつも煮干しラーメン選手が守っているショートに違う選手がいる。
どうやら大山ハッピーロード監督は、疲労も溜まってきたベテランの煮干しラーメン選手を一時登録抹消して、若手のヴィシそば選手を起用してきたようだ。
これを迎え打たなければ男が下がる。
開戦である。プレイボ〜ル!
とりあえずふじ酒場からスタートする。ナスの煮付けは当然注文。
孫子の兵法を学んでいる自分としては
”善く戦うものは人を致して人に致されず”
得意のふじ酒場で、まずは舌をいつも通りにすることで、相手の(特にコショウの風味の)好きにさせない作戦である。
そしてヴィシそば選手を迎えうつ。
コショウ、卵の風味が伝わってくる。ふじ酒場のナスの煮付けを注文していなければあっという間に正気を失ってしまうところであった。
卵を混ぜて、コショウも均等に。そして食べてみる。
カルボナーラに近い。
食べる人が食べたら、煮干しラーメン選手よりもヴィシそば選手の起用機会が増える可能性もある。
富士そば大山ハッピーロード監督の今後のメニューの編成が楽しみである。
皆様も是非、富士そば大山ハッピーロード店を楽しんでみてください。