大人になって土を食べた
帰り道にツツジの蜜を吸ったり、小さい頃はいろんなものを口に入れてました。
砂場で土が口に入って、口の中がザラザラするなってこともありました。
大人になっても、海なんて行くと口の中に砂が入ることもあります。
(一応トライアスロンをやっていますので)
生まれてからアラサーになるまで土が口に入った場合は蛇口から水をひねり出し、口をゆすいだことしかありませんでした。
そんな中で、土料理なるジャンルがあるとの噂を聞いてしまいました。
土料理?
それを最初に聞いた時は、
大学の時に、"おい知ってるかよ、BEGINって沖縄出身じゃないらしいぜ!"って友達に言われた時と同じぐらい、まじかよ!?って思いました。
※後にBEGINはやはり沖縄出身と分かりました。なんでそんな嘘をつかれたのか分かりません。
自分はラグビーをやっていたことがある。ラグビー選手はよくこんなセリフを言う。
人類を2つに分けることができる、それはラグビーをやったことある人とやったことない人だと。
(正直、なんでもそういう括りはできるとは思うのだが)
その癖があるせいか、不覚にも人類は土料理を食べたことがある人と食べたことがない人に分かれるんじゃないかと思ってきました。
ということで今回伺ったのは五反田にあるヌキテパさん
五反田で降りたことが1^2回しかない自分としては、
五反田のイメージは皆さんと同じで二岡と山本モナなんですが、しばらく歩くと実は閑静な住宅街が広がっていることに気づく。
少し道に入ると目的のヌキテパさんが見えてくる。
入り口からしておしゃれな雰囲気。
中に入ると、生い茂る緑と落ち着いた店内、笑顔で品のあるスタッフの方々。
リュックサックを背負っている自分は明らかに場違いである。
それでもスタッフの方は笑顔で接してくれる。
これぞホスピタリティー。
事前に注文したコースは土料理以外ももちろん出てくる。
もはや写真で分かるぐらいとても美味しい。
月並みではあるが、素材の味が出ていてお互いが殺し合ってない。むしろ協力している。
アメリカも北朝鮮も中国もロシアも日本もこれぐらい協力できればいいのに。
押し寄せるグローバリズムの波。
一口一口に国際情勢を鑑みることができる。同じ宇宙船地球号じゃないかと。
そして食事が進むと、今回目的の土料理が運ばれる。
きました、土料理。
土料理を食べたことがないから、これが土っぽいのかそうじゃないのか全くわからない。
伺うと土は栃木県鹿沼産の土で、数m下から掘ってオートクレーブをかけているとのこと。
とにかく食べてみました。
感想は、
若干泥っぽい感じもあるけど、土が主張しすぎることもなく、上に乗った野菜はまさに掘り立てと思えるほど新鮮さを感じる。お互い殺しあうのではなく、協力している。
人類は同じ宇宙船地球号に乗っているんだなと実感できる。
押し寄せるグローバリズムの波。
総括としては、
土料理は、まさに国際情勢を鑑みることができる料理だと感じた。
今度のG7では土料理を出してみるのもいいのかもしれない。
そのあと土のアイスをいただきました。
ありがとうございました。