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今月3回目の上岡敏之/読響のコンサートへ。
今回はLA席だったんですが、指揮者の顔はもちろん、ほぼ全体が見渡せる素晴らしい場所。
とてもB席とは思えないところ。

ちなみにプログラムはモーツァルトの交響曲第34番と、マーラーの4番。

モーツァルトは出だしからして躍動感に溢れ、上岡さんが本当にモーツァルト振りなんだんだなと痛感させられた。
自分はまだモーツァルトの楽しさを実感出来ていないんですが、彼が振るのは別物。
わずか21分があっという間に過ぎていった。。

休憩を挟んで、メインのマーラー。

マーラー好きにとって、ずっと楽しみにしていた演奏。
去年からずっとこの日をどれほど心待ちにしていたことか。

演奏は第1楽章がやや速めに軽快に始まったのに対して、最後はテンポをこれでもかというくらい落とす!
第2楽章からはメンゲルベルク顔負けのポルタメント炸裂!
そして見所は第3楽章。彼のブルックナーを思わせるような、超スローテンポと、上岡イズムの極致というべき、マイクに入らないような最弱音。
今回のソプラノはすごく柔らかく、出来ればこの前の「4つの最後の歌」も彼女で歌って欲しかった。
この前の歌手は声量があっても、立派すぎて曲想に合わない気がした。

最後の余韻は素敵だったが、生理現象で仕方ないとはいえ、酷い咳があり、雰囲気を壊してしまったのは残念。

でも、ようやくこの段階に来て、上岡イズムがオケにも浸透してきたところで、このシリーズがおしまい。
やっと彼らしさが表現に現れてきたところだっただけに残念だった。

演奏後、上岡さんにメンゲルベルクを聴いてるみたいだったと言ったところ、「僕は楽譜に書いてることしかやらないよ」とのことw
あと、5/6,7のザールブリュッケンの演奏会に行く話をしたところ、
「ザールは来ないほうがいい、音がよくないから。来てくれるヴッパータールのほうがいい」
とのことw
正直に話してくれるところも上岡さんの素敵な魅力。

上岡さんの音楽は、好みははっきり分かれるけど、一旦ハマると本当に虜になるくらい不思議な魅力を持っている。そしてそれは彼の人柄に関しても同じことが言える。まさに麻薬。
熱狂的なファンがいるのも頷ける。