僕が住んでいるとなり町
放出という町があります
放出と書いてはなてんと読みます
昔僕は、この漢字をほうしゅつと読んでバカにされました
このはなてんの地名には、ある神社の伝説があります
その神社は、阿遅速雄神社
かなり立派な神社でした
神紋が菊で高貴な感じ
祭神は、阿遅鋤高日子根神、八劔大神
神様の名前は、なんて読むかわからなかったのですが
帰って調べました
アヂスキタカヒコネと読むらしです
別名、迦毛之大御神（かものおおかみ）
上賀茂神社や高鴨神社の神様です
名前読みにくいけど有名な神様だったですね
それも出雲大社の神様、大国主命の息子です
大国主息子であるアヂスキタカヒコネ
は、この大阪に降り立ち農耕を広めたそうです
八劔大神は、スサノオが八岐大蛇を倒したときに
八岐大蛇から出来た草薙神剣です
熱田神宮の神様です
なぜこの地に熱田神宮の神様が祭られているのか
それは、さかのぼること６６８年
熱田神宮の草薙神剣を新羅の僧が盗みだし
大和川を船で進んでいたそうです
すると嵐がきて船を襲いました
恐くなっなた僧は、草薙神剣を川に放り投げたそうです
放り投げることを、昔では、はなてんと言ったそうです
それがこの地名になりました
放り投げられた草薙神剣は、阿遅速雄神社に
一時保管され、お祭りされたそうです
現在も例祭日には熱田神宮より宮司か神職が参拝、
熱田神宮の例祭日には、当社の宮司などが参列する
慣習が現在も続いているそうです
