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★画像はイメージです。
時代によって日本酒の味は変わる。



食のスタイルが欧米化し、時間にも余裕ができ、食事とともにゆっくり楽しむ『食中酒』を意識したテイストが好まれるようになりました。



今のように料理のバラエティも多くなく、生活に余裕がなかった時代は、今よりもアミノ酸度が高く、濃醇な味わいの日本酒が好まれていたそう。
(日本酒の近現代史より)



アミノ酸度、日本酒度、酸度の平均値も毎年変わっていますが、そんなところにも時代が反映されているんでしょうね。



さて、このところ人気の味の傾向は『甘酸フルーティ系』、いわゆる甘くて酸味がある無濾過生原酒系が人気です。



私ももちろん大好きですが、甘酸フルーティ系のなお酒、特に重ためのタイプは『最初の一杯』で良いかも。



インパクトが強いので、長く飲んでいると、ちょっと疲れてしまうのかな?



好みが分かれる甘酸フルーティ系ですが、これからも残っていくでしょうけど、私としてはそろそろしっかり火入れをした甘さに頼らない、トラディショナルなタイプを押してみたいなと思ってます。



甘味やフレッシュさに頼らず、米の旨味と五味のバランスとキレ、そして温度帯の幅の広さで勝負する……、そんなお酒に注目したいなあと。



地味かもしれませんが、飲むほどにじわじわと美味しさを再確認する。もっとそうしたタイプを飲んでみたいと、今改めて思っています。



トレンド…となるには地味ですが、そろそろそんなトラディショナルなお酒に回帰しても良いのではないでしょうか?



葉石の中ではトラディショナルがマイブームです。