2024/01/13 安らかな顔 | 野の草

野の草

日々、楽しいことや悲しいこともあるけれど、

自然は変わらず、その季節になると同じように花が咲く

季節を感じながら

その時の自分のきもちも感じたいと思う

昨日、りゅうは小さなお骨になった

水曜日に死んでから、二階の涼しい場所へ安置していた
昨日までは何度も顔を見にいった

安らかな顔、生きてるみたいやな…

皆が順番に会いにきてくれた
最近は来ても会うのを控えてくれていたけれど、最期だけは会いたいと言ってくれた

夜、花が届けられた
病院からだった
10日の朝、息苦しそうに思い病院へ連れていった
肺炎を併発していたようだ

酸素吸収をして息遣いがラクになったように見えた
でも、今晩を越せるか…ですと先生は言われた
それなら家に連れて帰ってやりたいと言うと
取り敢えず少しでもラクなようにと先生が点滴を作りにいった少しの間

前足をぎゅーと伸ばした時
その時に呼吸が止まったようだった
え?
死んだのも分からない位に、静かに…苦しまず…やすらかに

それだけでも病院に連れて行ってやってよかった

担当の先生、看護師さん
去年の春から何度も何度もお世話になった
看護師さんはりゅうくん、ほんまよう頑張ったよと泣いてくださっていた

何度も復活してたりゅうから、頑張って生きる事を教えてもらいましたと先生
お母さんもほんまに頑張ってはったからと言ってくださった

食べる事も諦めず…
最後の朝、薬を入れたミルクを何とか舐めてくれた
でも本当はその時は凄くしんどかったのだろう

肺炎も誤飲からだから、その前に段々飲めなく食べれなくなっていたりゅうに
私がムリに飲ませたからなのだと思う
そうじゃなかったら死ななかったのかと思ったり…

栄養あるミルクだけでも飲めて生きていてほしかった
死んだその日にミルクが沢山届いた

でも、充分頑張った
本当に頑張ったから、最期に苦しまなかっただけでも良かった…
と、そう思うようにしないとな…

看護師さんが、りゅうクン食べるのが好きやったから…とチュールとお菓子を持ってきてくれた
生きているようだ


りゅうが亡くなった日のお昼に次男
夜にかりん、おとか、夢が来てくれた

三人がずっと撫ぜてくれていた
おとかがママ何で泣いてるん?
死んだことがよく分からないようで、動いてるで〜
え?思わず確かめた

夜は一緒に食べよう〜と、賑やかに
お陰で落ち込まず過ごせた

翌日は出張から帰ってきた長男が会いに来てくれた
ハピがずっといてくれたので助かった
もう一晩泊まってくれたハピ

りゅうでいっぱいだった毎日が急にする事がなくなり
あかん、動かなあかんと
りゅうの為に移動していた部屋を戻して模様替えをしたり
りゅうの物を少し残して、全部処分したり…
見たら涙が出てきて心が沈んでいく

夜中におでんを大量に炊き始め、昨日はハピを乗せて
次男のお店へ持っていき、それから長男とこへハピを送っていった

ドライブ好きなハピ
横でずっと顔を見てくれている
家でも泣いてたら、側に来て心配そうに顔を見てくれていた

りゅうもそうだったなぁ…

100均に寄って、大きな額を買って
夕べはりゅうの写真を入れたり
何かしとこう
悲しい時はいつもそうだ
じっとするのがコワくて動くのだ


この1〜2年の写真だけでもいっぱい


それを見ながら、本当にみんなに可愛がってもらってりゅうは幸せだったなぁ

みんなにとっても、りゅうは大切な存在だったのだとしみじみ感じながら

りゅう
ほんまよく頑張った
今までほんとにありがとう
もうちょっと待っててや
もうちょっとじゃなく、まだまだかもしれへんでとりゅうに声をかけた