東洋医学では髪のことを<strong>「血余(けつよ)=血の余り</strong>」と呼びます。



血液が変化したものが髪で、血が余れば髪は黒く健康になるし、

逆に足らなくなれば白髪になります。




漢方の世界では「体液全般」を「血」とし、肝臓の機能が低下して滋養に満ちた血液が

不足してくると、その「餘(あまり)」である髪に影響があるそうです。


なので、腎が弱ってくると、白髪になるといわれます。




女性が白髪になりやすい時期は、全て“血が不足する”時期と重なり、初潮の頃、

妊娠や出産の時期、閉経の頃といわれています。




また、髪の毛が細かったり、抜け毛が多かったり、薄毛・白髪になるのは、腎が弱く、

精が失われているからだといえます。




ここでいう「腎」とは東洋医学における「腎」であり、ホルモン系、カルシウム代謝、生殖器・

泌尿器、免疫系、水分代謝系、のすべてを司っていると考えられています。




髪を美しく黒くするためには、肝臓、腎臓の機能を活性化して、きれいな血を取り戻すことも

重要といえそうです。