どぉもトザワです
みなさんは
『涙活(るいかつ)』という言葉を聴いたことはありますか!?
最近、テレビなどのメディアでよく耳にするこの言葉
そもそも涙活とは、寺井広樹さんという方が提唱されている活動で
泣ける映画・音楽・詩の朗読など毎回テーマを変えて
月に1度、2~3分だけでも能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動
そこに集まる人たちは、お互いのことを『 涙友(るいとも) 』なんて呼び合ったりもするそうで
見知らぬ大の大人が月に一度
夜な夜などこかに集まって涙を流す
文字にすると、なんだか怪しさ満点ですが(笑)
専門家のご意見によると、『涙を流す』という活動には精神健康面でとてもいい効能があるらしく
ストレス対策に効果的なセロトニン研究の世界的権威、有田秀穂氏(東邦大学名誉教授、脳生理学者・医師)によると
涙を流すことによって、緊張やストレスに関係する交感神経から、脳がリラックスした状態の副交感神経へとスイッチが切り替わります
たくさん涙を流すほど、ストレスが解消し、心の混乱や怒り、敵意も改善する事が研究で分かっているんです
ただし、ドライアイを防ぐ基礎分泌の涙やタマネギを切った時に出る角膜保護の涙は、いくら流しても意味がありません
ストレス解消に効果があるのは、悲しいときや感動したときに流す“情動の涙”
脳科学的にみても「涙活」は、大いにやるべきです
とのこと
また
年間約1000本もの映画を見る “ 涙ソムリエ ” 嵯峨崇司氏 によると
人によって“泣けるツボ”は違いますので、自分好みの泣けるコンテンツをいくつかストックしておくと良いでしょう
Youtubeに上がっている動画でも良いので、10分ぐらいで“週末号泣”できる環境を作っておくことをオススメします
親子の絆、ペット、夫婦の愛情、小さい子供、アスリートの感動シーンetc・・・
あなたの涙の沸点を知るところから始めませんか
だそうです
『 Loufreasy(ラフリジー)』 という名前の大元となる言葉の一つでもあり
代々木美容室ラフリジー のメインコンセプトの一つでもある
『笑い』『笑顔』『ハッピー』 という意味の英語 『 Laugh( ラフ )』
『笑う』
という行為には、免疫力を高めたり、癌細胞が作られにくいようにする作用があると言われていますが
『泣く』という行為も健康にいとは知りませんでした
そこで!!!!!!
『 ラフリジー的 “ 涙活(ルイカツ) ” のすゝめ 』
と題しまして
これから何日かに渡りまして
ワタクシ・トザワが今まで観たり読んだり聴いたりしてきた映画・映像・書籍・マンガ・音楽などの中から
みなさんの『涙活』のお供にぴったりだと思うものを
ワタクシの趣味・嗜好丸出しの自分勝手極まりない5つ星評価と共にご紹介したいと思います
残暑厳しい夏の夜に
お盆休みの日中、クーラーの効いた涼しいお部屋でのリラックスタイムに
みなさんの『涙活』のお供にして頂ければ幸いです
ではでは参りましょう!!!!!!
本日は、『映画』のジャンルから、今の季節にぴったりな、切ない夏の物語
『 おにいちゃんのハナビ 』
3年前の2010年9月に公開されたこの映画
新潟県小千谷市片貝町を舞台に、実際にあった話に基づいて描かれた作品で
2005年に放送された、新潟県中越地震後の被災地を取り上げたドキュメンタリー番組で基になった実話が紹介されたことが、この映画ができるきっかけになったそう
ぴあ映画生活調べの初日満足度ランキングでは
同日(2010年9月25日)上映公開11作品中、第1位と高評価されたそうです
あらすじ
谷村美月ちゃん演じる妹の病気の治療のために、東京からこの町に引っ越してきた一家
若年性白血病という重いハンディを負いながらも、それを物ともしないような天性の明るさで、新しい環境にもすぐに慣れ
友達もたくさんできて、明るく楽しい毎日を過ごす妹
でも、高良健吾くん演じる兄は
そんな妹とは対称的に、なかなか新しい環境に馴染むことができず、ついにはひきこもりになり心を閉ざしてしまいます
そんな兄も、妹から勇気をもらい、徐々に前向きに生きていこうとするのですが
そんな最中、妹がまた白血病を再発、ついには、毎日楽しみにしていた学校にもいくことができなくなり、入院生活を余儀なくされることに
『お兄ちゃんが打ち上げる花火が見たい』
そんな妹の言葉に応えるため
兄は、自分たちが暮らす片貝町で毎年行われている、世界一の花火が打ち上げられる『片貝まつり』で、妹のために大きな花火を打ち上げることを決意するのですが…
重い病気を抱えた妹さんと兄
そして、家族や友人など、二人を取り巻く人間模様
これだけでも既に、100点満点中80点くらいはとってそうな感じですが(笑)
さて、ワタクシ・トザワの『勝手に五つ星評価』はというと…
“ 切ない ” 度 ★★★★
いやぁ~もう切ないですねー
重い病気なのにも関わらず、いや、逆にその運命がそうさせているとすら言えてしまうかのような、妹の無垢な明るさと無邪気な笑顔
いい意味で “ 親近感 ” のある谷村美月ちゃんは、ハマり役だったと思います
切ない中にも、ある種の爽やかさも感じられるラストシーンもgood!!
“ 共感 ” 度 ★★★★★
ぼくにも妹がいるので、『病気の妹と兄』という時点で共感度満点です
さらに、特に妹の病気が再発してからの描写が、個人的にはかなり好きで
あえて過剰な演出や作り込みをせずに、何気ない兄と妹のたわいもない会話を、長い尺を使って丁寧に表現していることによって、逆に現実味や共感を生んでいるのではないでしょうか
“ 引きこもり ” 度 ★★★★★
とにかく高良健吾くんのスゴイ演技力に注目!!!!
心を閉ざし
寡黙で、あまり感情を表に出さない引きこもりの青年
台詞も少なく、決して簡単ではないであろうこの役どころを、見事なまでに、ほとんど『目の動き』と『顔の表情』だけで演じきっています
“ 剛力彩芽 ” 度 ★
正直全く気付きませんでしたが、実は!!!!!!
出演してます(笑)
妹の友達役の中の一人、結構いい役で
まだこの頃は、ブレイク前のロングヘアーなので、最後の方まで気付きませんでした(笑)
やっぱり彼女は、ショートカットがカワイイぃですね♪
“ 総合評価 ” ★★★★
ということで、総合評価は、題材、ストーリー、共感度、すべてにおいて『涙活』にもってこいだと思いますが、まさかの剛力彩芽度が足を引っ張り(笑) 少し辛めの星4つ
もちろん、多少の演出や脚色はしているとは思いますが
実話が元になっているので
『貧しい家に産まれ、肩を寄せあいながら強く生きてきた兄と妹が禁断の恋に落ちる
しかし妹は、自分と兄は実は血が繋がっていないということを知らされ、それを兄に告げようとしに行く途中、交通事故に遭い記憶喪失に…』
なんていう、○流ドラマのような激動の展開は全くと言っていいほどありませんが(笑)
それが逆に、この映画をよりリアルに、身近に感じさせてくれているのだと思います
『 “ 共感 ” 度 』のところでも書いた、兄弟の何でもない会話を、くざと長い時間を使って丁寧に印象づけるシーンを始め
『誰もが経験したことがあるであろう、なんでもない普通の日常の中での風景』
を、とても丁寧に描写して、それが、クライマックスのラストにある種の“ 爽やかさ ” を与えている要因にもなっているのだと思います
夏の夜の涙活のお供に是非オススメの一本です♪
ではでは
次回は、ラフリジー自慢の『オススメ書籍コーナー』の中から、涙活のお供にオススメの書籍をご紹介したいと思います♪
みなさんの涙活にオススメの映画・書籍・音楽などがありましたら、是非コメント欄などで教えて下さいね♪