東京都世田谷区尾山台3-10-10 OS ビル
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子供の頃から目が悪かったわけではない。
20代の後半頃だったろうか、視力が落ちてきてメガネを作ることを決心し、眼鏡屋へ行って視力を測るのだが…。
「じゃあ、好みのフレームを選んでください」
そう言われ、視力測定の後どのメガネにしようかと好みの形のモノを鏡の前で取っ替え引っ替えかけてみるのだが、ここで問題が発生する。
どれも似合わない。
「帰りたい…」
けれど視力も測ったし、このまま逃げ出すわけにもいかない。悩んだ挙句選んだのが当時ちょっと流行っていたリムレスの眼鏡
パリミキさんのホームページから
フレームがないので違和感がない。まさに苦渋の選択、苦肉の策である。
今までメガネをかけていなかったので違和感なく顔に馴染む。ただ、オシャレ感は…。といっらわけで満足度は低かった。
それから数年後、職場で雑誌を広げていた俺はある眼鏡を見つけてしまうのである。
「カッコイイ!こんな眼鏡あるのか」「これに決めた!」
仕事が終わり、急いで丸井へ向かう。ちょっと高いけど『赤いカード』さえあれば鬼に金棒である。
で、実物と遭遇する。「カッコイイ!」
さすがマックイーンだ(デザイナー、アレクサンダーマックイーンの事)これしかないだろ。
もうリムレスともおさらばだぜ。
と思い、鏡の前でにやけながらマックイーンの眼鏡をかける俺
そして光の速さで襲ってくる絶望…。
「似合わない」
こんなはずじゃなかった。せっかく急いでやって来たのに。
無言でマックイーンに別れを告げ丸井を後にした。俺はこの先ずっと死ぬまでリムレスの眼鏡で生きていくのか…。
その数年後、フレームの幅と、眼の位置の関係などを眼鏡店の店員さんに教えていただき、なんとか自分に似合う眼鏡というものが少し理解出来た。
だがそれでも新しい眼鏡を選ぶとき、どうしても型優先で似合いそうにないものを選んでしまう。
多分そこには憧れみたいなものがあるのだと思う。
「こういうのが似合ったらイイのに」「こういうのが似合う人になりたい」
まぁ無い物ねだりなわけだが。
ヘアスタイルも結構そういうのありますよね。
十数年前の話です。そこそこ美味しい中華のお店がありまして、まぁ人気だったわけですが食材の高騰で他のお店が値上げをする中、そのお店は値上げをしなかったんです。
が、その代わり…
「量が減った」「美味しく無くなった」という声をチラホラ聞くようになりました。
値段を上げずに以前と同じ食材で同じ量の料理を提供していたら当然儲けが減るわけでそれは自分の首を絞めることになるので、店主としては
「値段を上げずになんとかしたい」と思ったことでしょう。
ただ、ファンからすると「きっちり値上げをして同じクオリティで提供して欲しかった」というのが正直な気持ちだったと思います。
それは飲食店の話だけではなくコンビニやスーパーに置いてあるお菓子なんかも同じことが言えます。明らかに量が減っているものは沢山あります。
重要なお知らせが届いたようです
値上げのお知らせです。
ざっと1割から2割値上げされるようです。これは輸入ものの商材なので仕方ないですね。
先日、美容組合の会合に出席したところ「値上げ」の話になり「周りのサロンで値上げをしたところがありますか?」と訊かれました。
光熱費、仕入れ代などが値上がりしていますからサロンとしても苦渋の判断が必要とされます。
で、イゴラギはどうするのか
便乗値上げはしません。
ただ、明らかに材料の値上げが影響するメニューに関してはキチンと説明をし、その都度上げる予定ではあります。
問題は光熱費です。今日も寒いですね、今月の電気代が心配です。
昨年10月に電子トリートメントの値上げがありました。多くの商品が値上がりしている今の世の中の状況で致し方ないことだと思っております。それに伴い店販商品である電子トリートメントM-3.6 P-4.3をそれぞれ値上げさせていただきました。ただ施術としての電子トリートメント、電子トリートメントを使った各メニューの値上げに関しては少し先送りとなり今年4月から新料金となります。
電子トリートメントはただツヤが出るだけではありません。カラー、パーマの施術の前処理、中間処理、後処理として使う事で髪へのダメージを軽減する効果があります。
肌に安全というだけでなく化粧水前に使用する導入化粧水としても使える優れものです。
価格が変わるその前に当店で電子トリートメントをお試しください。
仕入れ値があがろうが赤字覚悟で電子トリートメントをバンバン使ってキレイな髪になってお帰りいただけるよう頑張ります。
何年もお会いしていなかったお客様というのはいらっしゃるもので…。
どなたもいろんな理由があっての久しぶりの再会となるのですが、極力この「お久しぶりです」を使わないようにしています。
人によっては嫌味と受け取る方もいる、というのを聞いたことがあって「なるほど言われてみればそうだな」と私もそう思うからです。
それでも気心の知れた方には「お久しぶりです」と言ってしまいますが
オープン当初から1年ほど、回数にして6〜8回ほど通ってくれていた男性がパタッとご来店されなくなり4年経ったある日突然ご予約いただいた時は驚きましたね、電話の声と喋り方で「あの人だ!」とわかってしまう自分にも驚いたのですが。
だからといって髪を切っている時に「どうされてたんですか?」と聞くわけでもなく普通に接し続けそれから10年経った今でも通い続けていただいています。その理由も再来店から8年ほど経って知らされるわけですが『お付き合い』という割とよくある理由でした。
先日、数年ぶりのお客様からご予約のお電話をいただきました。嬉しかったですね。このお客様もオープン当初からのお客さまで、またご来店いただけるということはもちろんですが、元気な声を聞けたことが一番嬉しかったです。
「あの、お久しぶりです。Iですがわかりますか?」の問いに
「もちろんです」と即答したのですが
下の名前まですぐに頭に浮かんだ自分スゲェと思ってしまいました。
けれどIさんはその上をいくほど凄かった。コロナ禍で壁紙を張り替えたんですがソレに気づいてくれたんです。
ほとんどの人が気づいていないほどのマイナーチェンジを!
お客様は有難いですね。