白髪を染めてもすぐに色が抜けるという話 | stemのブログ

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仙台市青葉区本町で美容室やってます。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はよくご相談いただくこの話です。

 

 

これが白髪染めのチャートです。

私は薬剤マニアではないので詳しくはないのですが、白髪染めは多分直接染料のみかなと思います。

ただ薬剤の通販サイトを見ると板チョコ1個くらいの金額のカラー剤もあり(私は使ったことないですが)

これは髪にも頭皮にもよくは無いだろうなと思います。もちろん色の抜けも早いはず。

なのであまりお値段が安めなところはそれなりかもしれません。

 

 

もう一つは白髪染めというのは白髪率30%くらいを目安に作っているものが多いです。

 

 

これが5ー15%

 

 

30ー50はこんな感じ。

 

よくロマンスグレイにしたいという方が多いですが白髪率70パーセント位にならないとシルバーに見えないんです。

めちゃくちゃ自分にストレスあたえれば白くなるのは早いかもしれません 笑

 

なので白髪のパーセントが増えてきたら実際の仕上がりより暗め、濃いめの物を選ばないと明るく浮いてしまうということになります。

 

 

グレイスタンダード8番、右はグレイリッチブラウン7番なのですが、右のカラー剤はグレイスタンダードよりも濃いめに作られて

います。

なので白髪率によって適した白髪染めをチョイスするのが重要になります。

 

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そしてこれが一番重要なところで放置時間と塗布量です。

 

時間は25分前後、塗布量はたっぷりが基本です。

 

 

これは私が間違えて注文したものなのですがクイックという白髪染めになります。

本当はGBe7を頼むつもりが間違えました。

 

昨今、美容室も効率を求める風潮が増えてきてなるべくお客様を早く回して客数を増やすところもあります。

もちろんスピードを求めるお客様もいるのでそこは相性です。

 

ただ放置時間を短くしたりクイックを使えば色落ちは早くなります。

 

あとは塗布量です。

 

白髪になると乾燥毛になってカラー剤を吸うので塗布量を二倍くらいにしないといけない方もいます。

そこをカラー剤をケチって薄く塗ると染まりが甘くなります。

 

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うちは仕上がりが重要なのでお店都合の効率は無視しています。

 

だから全然儲かりませんが 笑

 

うちは他より高いかもしれませんがお客様の目に見えないところまでこだわってお店を運営しています。

 

長いお付き合いができるように嘘のない仕事を心がけています。