パパパ
多治見駅に近い小さな建物から
女性といっても八十才以上ばかりの
パ パ パという
「きらきら星」の替え歌で歌って 昼食を待ち 食事が始まる
食事前の口の体操である
介護職のリーダーが手拍子をとりニ〜三回する
……
高齢者にとって 食べた物が
スムーズに体内へとりこまれ
「美味だった」と思えることが、大切、
何かチョットした行事食が出ようものなら
職員は心身共に気が抜けないことは
私も承知している
パパパの声が
あたりに響き良く続くことを日々祈る
合唱隊のメンバーは時間と共にかわってゆくが
リーダーさんは
今日も「はい元気で歌いましょう」
と手拍子をしていることを
想い浮かべている
この光景は長く続きますように
パ
パ
パ
合唱隊 はい 元気で