横浜で美容師をしている平塚です。



今回のお客様は2ヶ月前に他店でカットなさいました。7年間通った美容室でしたが髪型がいつまで経っても纏まらないのでいらして下さいました。ずっとステップボーンカットをされていました。ステップボーンカットとは。


「ステップボーンカットは既存のカットよりも、著しくタイト&ボリュームの調整ができるので、日本人特有の絶壁や顔の形などのコンプレックスの解消も容易にできます。 ヘアスタイルにメリハリがなく、もっさりとした印象。 顔も下膨れ気味に見える。 カットだけで、頭の形がとてもきれいに。」


Googleで検索するとこの様に書いています。ただ、僕からしたら部分的にぶつ切りカットをして髪型を作る切り方だと思っています。最悪な切り方ベスト3に入ります。


"ビフォー"






本当、適当と言うか基礎など無視した切り方です。この方はトップにリセッターカットもされていました。これも適当なカットの仕方です。


[ヘアリセッターは特殊なカット技術! 習得してお客様のお悩み改善に役立てよう ヘアリセッターは、根元で絡む毛を切りほどき、髪の生える方向や毛流れに悪影響を与える毛をなくして、クセの改善を目指す特殊な技術であることがわかりました。 髪の生え具合に悩んでいるお客様の声は、実際の施術現場でも多く聞くのではないでしょうか。]


このように色々適当な切り方はあります。後、フレンチカットやニューヨークドライカットやシルキーカットや3Dカットなど。通常、基礎のベースカットは立体的にカットします。失敗カットは平面カットですが、基礎でカットすればいやでも3D(立体的)にカットできますから3Dカットが特殊な切り方でもありません。わざわざ言う必要もないですからね。基礎のベースカットが分からない美容師さんほど"特殊技術"とか"生み出した新しいカット"などと言います。まず基礎カットができるようになってからにして欲しいです。


"アフター"








バックのハチ下がステップボーンの切り方のせいで穴が空いていますから少しレイヤーが沈んでしまいますが次のカットで切り取れると思います。






この間、いらして下さったお客様なんですがビフォーの画像を撮り忘れてしまいアフターしかないのですがこのお客様は新宿にある美容室で"レイヤーなら任せて"と言っている女性の美容師さんにカットしてもらった方がいらっしゃいましたが本当に適当なレイヤーカットでお客様は"レイヤーなら任せて"と言っていたのでカットをお願いしましたがざん切りレイヤーカットになってしまいました。適当な切り方やレイヤーなら任せてなどカットに対してうんちくを言っている美容師さんはほぼ失敗カット美容師さんです。

 

"一応アフター"










ちゃんとレイヤーカットにしました。



今の美容師さん達は、カットの基礎ができないので色々な切り方を生み出したり、レイヤーなどできないのに任せてとか本当に色々な事を言います。


カットは奥が深いので本当に難しいです。基礎はマスターしましたが自分もまだまだなのでもっと努力してカットを極めたいと思います。