横浜で美容師として働いている平塚です。





今の美容師さんの98%が失敗カットをする美容師さんです。そんな失敗カット美容師さんが作った髪型です。



⭐️失敗カットとは切り方を知らない美容師さんが作った髪型の事を言います。



*こちらは以前出した記事です。







ブログの中のビフォーの髪型はみな同じに見えませんか?あれは今の美容師さん特有のカットの仕方なのですがこのカットの仕方が今の美容師さんのセミロングからロングのカットの仕方の基礎です。本来の基礎カットとは違います。






"例"







まずアウトラインをカットします。

*ただアウトラインをカットするだけですが失敗カットでいらっしゃるお客様のほとんどの方が右側が短く左側が長いです。真っ直ぐにカットする事すらできません。










アウトラインをカットしたら次はセニングで梳きます。軽くしたりレイヤーを入れる為に梳きます。
*後は軽くする為に毛先を梳きます。髪の量に関係なく梳きます。本来は髪の量が多い方のみで梳いていいのは毛先2センチから3センチだけです。毛先に動きを出したいと注文するとレイヤーを入れる為に梳いたりもします。そもそも梳くのとレイヤーは違います。

レイヤー→段
梳く→軽くする

意味合いも髪型にでる効果も違います。











カットに入る前に分け目を聞きます。分け目の反対側をバランスを取る為に梳いて調整します。


*普通分け目はレイヤーを入れて処理しますから梳いてバランスの調整はしません。基礎カットだと分け目はどこで分けても大丈夫ですから斜めの前髪がある方は前髪に合わせますがそれでも後でどこで分けても関係ありません。






動きを出す為に入れるスライドカット。
*昔カリスマ美容師ブームの際よくあった切り方です。部分的に入れる分ならいいですが意味もなく入れてしまうと髪型は壊れてしまいます。



このようなカットの理論を一切無視したカットを失敗カットと言います。もし、美容師さんにここに出ているような切り方でカットされた髪型は自宅に帰ってから再現はできませんし、毛先はギシギシになり広がってしまい髪型は纏まりません。


カットはベースカット(基礎カット)でカットした後に美容師さんのセンスで色々作り変えるのは構わないですがカットの理論を無視したカットは髪型が崩壊します。

どんなカットする美容師さんが居ても良いと思いますがお客様目線でカットをする美容師さんでなくてはいけないと思います。


美容師である限り。