横浜でフリーの美容師として働いてる平塚です。



今回のお客様はカットでご来店です。ブログを見ていらっしゃいました。髪型はセミロングのレイヤーカット・髪質は細くて柔らかい・緩い癖があり量は少ないです。カットはブラントカットでセニングはなしです。仕上げは軽くブローしてクリームをつけました。


















[お客様の画像は一切加工なし・お顔のみモザイク]








"カット前"

今回のお客様は3ヶ月前に他店でカットなさいました。この方は10回ぐらい通っている美容室で美容師さんに僕のカットしたレイヤーカットの写真を見せてこれにして欲しいと注文したら美容師さんは



"これはサイドの髪が後ろに流れているだけで後ろにレイヤーは入っていませんよ!"



とか




"アイロンで流さないと無理ですね!"




とか




ええ!




レイヤーは全体に入っていますし僕はアイロンは使いませんし簡単な内巻きブローしかしませんよ。軽く内巻きにして後は手櫛で流します。


僕に年代の近いマンツーマン美容師さんみたいですがこんな事すら分からないなんて恥ずかしいです。









スカスカガタガタなアウトラインでレイヤーなど何処にも入っていません。スカスカレイヤーなら入っていますが。🥺




毛先は梳かれ過ぎてボロボロです。トップの髪は所々7センチぐらいしかありません。何故?理解に苦しみます。😰




















































































スカスカガタガタだったアウトラインは綺麗に整えて正しくレイヤーを入れました。前回縮毛矯正もされていたので流れはあまり良くないのが残念です。お客様はこんなに違うとは思っていなかったのでビックリされていましたが喜んで頂けて良かったです。😃







"お客様からのラインです。"


「平塚さん、先程はありがとうございました!😄
ブログの皆様のカット前のお写真を毎日見て、自分はまともなビフォーだと思ってお店に行ったので、平塚さんのセリフが一つ一つが色々衝撃的でした😱
でも!語り口が面白くて、予約が取れた時の変な汗と来るまでの緊張はどこへやらでした笑

これからもまたお願いします😊次に予定したい4月は私の誕生月なのでまた若返らせて下さい😁

テンション上がって帰ります!ありがとうございましたー😊」







いらして下さり本当にありがとうございました。☺️







カリスマ美容師ブーム今から26年前に僕は現在の美容師さんのようなセニング重視のカットを3年間ぐらいしていた時がありました。あの時のカットは時代が時代だったので梳いてナンボのようなカットをしていましたがお客様が離れていくようになり僕は原点に戻るようになりました。自然とまたお客様が戻ってきてくれて今の自分があります。あの時のカットを続けていたら失敗カット美容師さんに僕もなっていたと思います。自分がこれで良いと信じてやっていた事を捨てるのは勇気が入ります。しかしダメだと思ったら勇気を出して自分のカットと向き合い正す事も大切だと思います。



底辺から這い上がる勇気と努力が血となり肉になります。



失敗カット美容師さん



自分のカットがダメなんだと感じていたら一度立ち止まり自身のカットに向き合って下さい。また一からやり直すのは大変ですがそれに気づかないと先はありません。



これからはお客様目線でカットをする美容師さんじゃないと生き残れないですからね。コロナウイルスや景気に左右されない美容師になる為に…。