市販のヘアカラーはいいの?悪いの?
皆さん、 髪を染めたいな 。と思った時、市販のヘアカラーを買って自宅で済ませようか、美容院でやってもらおうか悩んだことありませんか?
もう経験されてる方も、今一度何がいいか、何がいけないかをまとめてみたので
しっかり読んで頂きたいです。
まずは、
自宅派、美容院派のそれぞれのメリットをまとめてみました。
美容院カラーのメリット
★ムラなくキレイに仕上がる
★髪が傷みにくい
★思い通りのカラーになる
★色持ちが良い
★デザインカラーができる
★無限に色があり、色味や明るさの細かい要望に応えてもらえる
市販カラーのメリット
★安い
★早い
★なかなか美容院に行けないので(小さいお子さんがいらっしゃるなど)
★自宅で好きなときにできる
好きなときに安くお手軽にできちゃうセルフカラーですが、プロ用カラーとの違いを比べてみるとそこには明らかに大きな違いがあります。
お手軽、お手ごろな価格な分、どうしてもダメージや危険性はともなってしまいます。
使用する薬の強さ
市販…薬の強さは一種類のみ(強いものがほとんど)
美容室…カラー、ブリーチなどの薬品の強さも強い~弱いものまで種類が多い
カラーは酸化重合という化学反応を起こしますが美容院のカラーのほとんどは酸化染料を使っています。
市販のものは金属染毛剤と呼ばれるものが以前は主流でした(ビゲンとか)
そのあと手触りが非常に悪くなります。
明るく染めるものでは直接染料が多いです。
どんな髪質でもある程度同じ色に仕上げなければならないのでそういう処方が多いです。
しかし退色が早いのでカチオンというものを使って髪の毛に吸着させていますので、尚更残留物が髪から出づらくなり結果的にダメージも大きくなります。
染め方の大きな違い
市販…新しく生えてきた根元の黒い毛も以前染めた毛先も強い薬品で染めるため、ダメージを避けられない
美容室…新しく生えてきた根元の黒い毛と以前染めた毛先でカラー剤と放置時間を使い分け、できる限りダメージを減らします
ダメージが大きいものを使い続けることで髪の毛がぼろぼろになるならないに対する対価として考えて安いかどうかも考えてほしいです。
プロのカラーの技術や知識は決して安いものではないです。
体の細胞は3ヶ月でほぼ入れ替わると言われていますが髪の毛は一ヶ月に1cm伸びたぶんだけが新しい髪の毛です。
それ以外は古い髪の毛であり、ダメージは回復しません。
市販のものを使い続けて毛がダメージなどで細くなることもあり、染め方によっては薄毛・抜け毛の原因になることもあり得ます。
あと色のムラですが、素人さんがムラにしてしまったものを素人さんが塗りなおして綺麗に染める事はほぼ不可能です。
ムラにムラが重なり本当に汚くなります。
綺麗に塗れるならいいのですが、セルフカラーでキレイに染められてる方はあまりいらっしゃいませんね(>_<)
最近、ヘアカラーでアレルギー反応を起こしてしまって頭皮やお顔が赤く腫れてしまったり
かぶれたりしてしまう方も少なくないです。
髪やお肌の状態を知らないまま、市販の強いカラー剤でぼろぼろに・・・
髪質、髪のダメージ状態、放置時間などは素人さんでは判断できないと思います。
市販カラーでオススメはありますか?と聞かれたことがあります。
何がいいですか??など・・・
実際、どれも同じです。
しかも、あいまいな表記しかされていないのではっきり言ってわかりません(笑)
ライトブラウンとかダークブラウンとか…
私たちは色だけでは選定をしません。
染めたい髪の状態を見てから、色と明るさを同時に選定します。
明るい茶色(ライトブラウン)って言われてもどのくらい明るくなるんだろうって感じです。
ショートの人など、薬剤を揉み込んで馴染ませることができる人はありかもしれませんが、ミディアムやロングの方へはオススメしません。
でもどーーーーしてもセルフカラーをしたいって時は、
染まってる毛先にオリーブオイルをつけて保護しておく
コームタイプのカラー剤を根元のみ使うなど、部分使いする方法なら良いかもしれませんね。
次、美容院行くまでの間、全頭ではなく、生え際の白髪だけを塗るように、染まってる毛にはつかないように染めてもらえればいいですかね。
特に10代~30代ならまだしも、質にこだわりたい40代以上世代の女性は安易に手を出してほしくはありません。
年齢と共にハリやコシ・ツヤがなくなってきます。
髪が綺麗じゃないとさらに年齢が上がって見えてしまうので、ツヤのある綺麗な髪を維持してもらうためにもなるべくセルフカラーはしないよう、相談してくださいね(^-^)