ダックテールアイパーです。
ダックテール部分は新技術DAPを使い、頭頂部とフロントはいつも通りアイパーを当てました。(DAPというのはダウンパーマの一種です)
組み合わせに難儀しましたがまとまったと思います。
ありがとうございました!
埼玉県所沢市緑町3-12-19
定休日
毎週月曜日 第1・2・3火曜日
*定休日でも電話・ラインなどのご予約は受け付けております。
アイパーリーゼントです。
こちらのお客様は前髪の真ん中からかれてしまう生え癖があります。
ですので、とにかく真ん中に寄せるように寄せるようにセットします。
この場合、注意したいのが髪の毛の高さとなるところばかりを中央に寄せようとするのではなく、根元も中央に寄せようとする事です。
ちょっと熱いですが、地肌にドライヤーの熱を当てることも大切です。(根元は中央に寄せようと思ってもそこまで寄ってくれる事はありません。髪の根元が立ち上がってくれれば成功です)
さて、多くのリーゼント愛好家を悩ませるダックテール問題。
今回はここに切り込んでみたいと思います。
まず、最大の問題は床屋で出来ても自宅では再現出来ない。
理由はシンプルです。
自分の後頭部は自分では見られないからです。
ではどうするか?
頑張らなくてもある程度まで自動的にダックテールになるようアイパーなどをかける、ダウンパーマをかけるなど。
しかしその先の仕上げは、経験を積んで感覚を掴むか、あるいは近くの誰かに手伝ってもらうかの二択です。
と、書くとなんか無責任な感じもしますので文字ではありますがご自宅で再現出来るようサポートしていこうと思います。
そもそもダックテールとは何か?
側頭部の髪を後頭部の中央まで一気に流し、左右から来る髪をぶつけて馴染ませる髪型です。
アメリカの地方の床屋さんがイタズラで作った髪型が思わず流行ってしまったとされているようです。
1 まずは濡れた髪にうっすらとグリースをつけます。
2 ドライヤーとスケルトンブラシ(手櫛でも可)でダックテールのベースになる流れを作ります。
3 もう一度グリースをつけます。
さてここからです。
櫛に持ち替えます。
4 まず左の側頭部の髪を真後ろに流します。おそらくここまでは難なく行く筈です。
しかし問題はここから。
この先は鏡に映らないからです。
5 ご自身の勘で左後頭部の髪を真ん中まで梳かしつけます。
体の構造上ついつい斜め下に梳かしてしまいがちですが、なんとか肘を上げてそれを防ぎます。
6 次に右を行います。
右は左よりも難易度が高い。
なぜならば、右利きの場合、梳かしていると耳に櫛がぶつかってしまうからです。
しかしここで朗報です。
櫛を鉛筆を持つような持ち方に変えます。こうすると櫛が耳に当たらずスムーズにとかすことが出来ます。
こうして後頭部の真ん中まで持っていったら完成間近です。さてここからが一番の見せ場です。
左右から集まってきた髪は行き場を探して隆起しています。
7 そこで隆起しているところに櫛の刃をあて、背骨に向かってまっすぐ下ろします。これを数回行い馴染ませていきます。
これで完成です!
と、なれば最高なのですがやはりきれいなダックテールには繰り返しの練習が必要かと思います。
ぜひ試してみて下さい。
ありがとうございました。
フロントにヒサシを作った角パンです。
トップが3センチ、フロントが4.5センチあります。
フロントの4.5センチは一見長いように感じますが、この画像のようにわかりやすいヒサシを作る場合はこのぐらいの長さがあった方が良いと良いかと思います。
角パンをするときに大事なのはカド部分の長さの確保ですが、実はそこばかりではなく、サイドの上部あたり(刈り上げが終わる辺り)の髪の長さも必要になってきます。
そこがないといまいち角を作ることができません。
もし角パンをしようとお考えの方は、その辺の長さが足りてからご来店ください。
角パンは頭の形通りにかけるわけではないので、部分によって思いっきり寝かせたり思いっきり浮かせたりを組み合わせていきます。
またはえぐせの強さによって左右のボリュームの出し方も変えていきます。
ですのでなかなかデリケートなかけ方が必要です。
こちらのお客様は骨格がしっかりしていて、このようなカチッとした髪型が非常に似合います。
角パンの迫力に顔や輪郭が負けておらず、丁度良いバランスを保っています。
人によってはもともとの毛流が強い方がいらっしゃいます。
この場合、乾かすだけでなくアフロコームなどで形を整える一手間が必要ですが、こちらのお客様は乾かしただけでほぼ角になりました。
日々の手入れも楽だと思います。
ありがとうございました!
白髪パンチパーマです。
フロントに少しヒサシがありますので立体感があるように見えます。
頭頂部を2センチ 前髪を3.5センチ位に設定して低めにスキンフェードを入れました。
白髪のパンチパーマで気をつけなくてはいけないのは、高温を使い髪が黄色く変色してしまうことです。
こうならないためにも低めの温度でかけています。
白髪でヒサシを作るパンチパーマと言うのはもしかしたらちょっと珍しいかもしれません。
というのも白髪が目立ってくる年齢になると、少しずつ髪にコシがなくなってきてヒサシを作るほどの立ち上がりが出なってくるからです。
こちらのお客様はそういった意味では珍しくかなりしっかりした髪質を持っています。
さらに後頭部も張り出しているので、横から見た時もより立体感のあるスタイルに見えます。
このスタイルが本領を発揮するのは2週間後です。
髪が伸びてきて全体に膨らんできますが、その時点でフェードを入れ直すとサイドと後頭部がタイトになった分、頭頂部だけに絶妙なボリューム感が出てきます。
更に前髪も長くなってますので、エッジの利いたヒサシになってきます。
これらが相まって長くスタイルを楽しめるようになっています。
強めのパンチパーマをかけた場合は数週間で1回フェードカットを入れるとスタイルが長持ちして見えると思います。
ありがとうございました。
ご存知の方も多いと思いますが、これは武丸ヘアーです。
1990年代に少年マガジンで掲載されていた暴走族の漫画で、そのキャラクターの一人にこのような髪型をした少年がいました。彼の名を一条武丸といいます。
特徴的なのは、三角に尖ったトサカ、上下に分かれたツートンカラー、そして肩にかかる長い襟足です。
さて、この髪型には一切パーマをかけておりません。薬剤は使用せず、パンチパーマとアイパー用のコテのみを用いてスプレーで仕上げました。そのため、シャンプーをすればすぐに元に戻ってしまうイミテーションパーマです。
漫画に描かれているヤンキーヘアーはかっこよく見えますが、実際には非現実的です。例えば、カールが整い過ぎていたり、重力に逆らっていたり、ヘルメットをかぶっても崩れないなどです。
それでも、無理だとわかっていながらも、それに近づけるための工夫は理容師のスキルアップにとってとても重要です。
ところで、この髪型の方が前から歩いてきたら、皆さんはどう感じるでしょうか?
私でしたら、まず目を合わせることは避けると思います。視界の外に素早く、かつ自然に回避します。万が一絡まれた場合、無傷では済まないでしょう。心身にほろ苦い痛みが残ることと思います。
しかし、私のような反応をする人ばかりではありません。記念撮影をお願いしたくなる方もいらっしゃるでしょうし、「懐かしいね」と声をかけたくなる50代の方もいるかもしれません。
どのようなスタイルであっても、ボサボサよりもきちんと整っている方が、周囲に対して好印象や鮮烈なイメージを与えることができるのです。この武丸ヘアもその一つです。
と、きれいにまとめようとしましたが、かなり無理がある能書です。
この髪型は私の趣味で作りました。実際の社会生活には馴染まないでしょう。だけどとても楽しかったです。かかった費用はウィッグ代金6000円、費やした時間は休日の2時間でした。自分でも何をやっているのかと思いますが…。
でももし。
もしこれを試してみたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。その時は精一杯作らせていただきます!