つい先日、夢の中にショートカットの美人さんが出てきてくれて

またたく間に恋に落ちていくという内容でしたが

あの人には二度と会えないんだろうな、と思うと

これも一種の「片思い」なのかと思います

どうも、野間です

色々な片思いはあるかと思いますが、今回のタイトルは

ある小説をオススメしようと書きました

$Hair Studio Bam-Boo美容師日記

東野圭吾さんの「片思い」です

読書好きの友人に何冊か彼の作品を奨められたのですが

どうも最初彼の文章がワタクシにあわなくて

毛嫌いしていたのですが、読み進めていくと

彼の世界にドップリはまってしまいました

続きが気になる、もっと読みたい

と、気持ちを掻き立てる彼の文章の使い方に感心しつつ

休日を利用して一気読みしてみました

学生時代アメフトをやっていた仲間の同窓会に出席しなかった

女子マネージャーと道端で出会うところから始まるこの物語は

読み終えると、深く考えさせられる内容になっています

多少ネタバレになるかもしれませんが
(どうしてもという人はこの先は読まないでください)







男らしさ、女らしさとは何なのか?
自分たち美容師が作っている造形美とは何なのか?
そう考えずにはいられませんでした

「かわいくしてください」
「私に似合う髪形にしてください」

毎日当たり前のようにこのリクエストに答えを出してきましたが

その人の「かわいらしさ」とはどういうものなのか

「似合う」とはどこまでその人を理解しているかによって

違うのではないのか

ただ何種類かのデータの平均値で「かわいい」を定義して

何パターンかの骨格、体型、ファッションをあてはめて

「似合う」と言っていたのではないのか

自問自答しましたが明確な答えは中々見つかりません

それでもお客様はワタクシが「かわいい」と思うものと

「似合う」と思うヘアスタイルを納得して頂いている

そう自分を信じて美容師を続けていきます

答えがないから美容の仕事はやめられない(面白い)のかも

しれません

では次回「体重を踵にかけると猫背は治る?!」で

お会いしましょう