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春日部市 県指定文化財 花蔵院 四脚門へ
埼玉県指定
有形文化財
花蔵院の四脚門一棟
春日部市西金野井三三九-五
昭和三十年十一月一日指定しんきしんこんしゅうぶさんは
花蔵院は金井山を号し、新義真言宗豊山派に
ふどうみょうおう
属する。不動明王を本尊とし、江戸時代まで西金野井の香取神社の別当寺であった。元々は江戸時代に栄えた西金野井河岸付近にあったが、二度の江戸川改修工事の影響で、大正四年（一九一五）と昭和二十七年（一九五二）に移転し、現在に至っている。
四脚門とは、二本の本柱の前後に、二本ずつ計四本の補柱を配した寺院門形式の一つである。
この四脚門は、彫刻や装飾が端麗な技法からなっており、県内に残る四脚門の中でも格調の高い好建築である。随所に残る痕跡から、当初は彩色が施されていたと考えられる。また、平成十九年～二十年の修理工事の調査によって、
さんがわらぶき
屋根はある時点で改変され、現在の桟瓦葺に改められたことが明らかになった。建立年代は江戸時代中期と推定されている。
平成二十一年八月
埼玉県教育委員会
春日部市教育委員会
四脚門を見た後はお決まりの江戸川へ
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