
髪のパサつきや広がりを抑えるために、ヘアオイルを使っている方も多いのではないでしょうか?
ところが、サロンワークをしていると、
「ヘアオイルをつけているのに髪が広がる」
「オイルをつけても毛先がパサパサする」
「広がるから多めにつけたら、今度はベタベタになってしまった」
といったお悩みを聞くことがあります。
実は、ヘアオイルはたくさんつければ髪がまとまるというものではありません。
髪質やダメージの状態、オイルの種類、つけ方によっても仕上がりは変わってきます。
今回は、ヘアオイルをつけても髪が広がってしまう原因と、つけすぎを防ぐ正しい使い方について、美容師目線で解説していきます。
ヘアオイルをつけても髪が広がるのはなぜ?
まず知っておいていただきたいのは、ヘアオイルには髪の表面をコーティングし、摩擦を軽減したり、ツヤやまとまりを与えたりする役割があるということです。
ただし、ヘアオイルだけで髪の広がりの原因をすべて解決できるわけではありません。
例えば、
・ 髪の内部にダメージがある
・くせ毛やうねりが強い
・毛量調整によって毛先が軽くなりすぎている
・ドライヤーの乾かし方に問題がある
・髪質に合わないオイルを使用している
こうした場合は、オイルをつけても思うようにまとまらないことがあります。
大切なのは、オイルの量を増やすことではなく、髪が広がっている原因を知ることです。
髪の乾燥やダメージが大きい
カラーやパーマ、縮毛矯正、毎日のヘアアイロンなどによってダメージを受けた髪は、パサつきや広がりが目立ちやすくなります。
このような状態の髪にオイルをつけると、一時的にツヤやまとまりが出ることはあります。
しかし、オイルだけで傷んだ髪そのものが元通りになるわけではありません。
特に毛先のダメージが大きい場合は、時間が経つと再びパサつきが気になることもあります。
このような状態の髪にオイルをつけると、一時的にツヤやまとまりが出ることはあります。
しかし、オイルだけで傷んだ髪そのものが元通りになるわけではありません。
特に毛先のダメージが大きい場合は、時間が経つと再びパサつきが気になることもあります。
【対策】
・シャンプー後のトリートメントを見直す
・必要に応じて洗い流さないミルクタイプを併用する
・ドライヤーやアイロンの熱を当てすぎない
・傷みの大きい毛先は少しずつカットする
ヘアオイルだけに頼るのではなく、毎日のヘアケア全体を見直してみましょう。
くせ毛やうねりが原因になっている
髪の広がりには乾燥だけでなく、もともとの髪質やくせが関係している場合もあります。
特に湿気の多い日は、髪が空気中の水分を吸収することで、うねりや広がりが出やすくなります。
オイルをつけることで多少まとまりやすくなっても、強いくせやうねりそのものを伸ばすことはできません。
【対策】
・髪質に合ったスタイリング剤を選ぶ
・根元から正しい方向に乾かす
・必要に応じてヘアアイロンを使用する
・広がりが強い場合は縮毛矯正なども検討する
オイルで無理に抑えようとするよりも、くせの状態に合わせた対処を考えることが大切です。
ヘアオイルの種類が髪質に合っていない
ヘアオイルにも軽い仕上がりのものから、しっとり重めのものまでさまざまな種類があります。
例えば、細く柔らかい髪に重いオイルを使用すると、ベタついたり、ボリュームがなくなったりすることがあります。
反対に、太く硬い髪や広がりやすい髪に軽すぎるオイルを使用すると、まとまりが物足りなく感じる場合もあります。
【髪質別の選び方】
・細く柔らかい髪 軽めのタイプ
・太く硬い髪 しっとりタイプ
・ 乾燥しやすい髪 保湿・まとまり重視
・ダメージ毛 補修ケアと併用
・くせ毛・広がる髪 まとまり重視
もちろん、同じ髪質でも毛量やダメージによって合うものは変わります。
自分の髪に合った使用感のものを選ぶことがポイントです。
ヘアオイルのつけすぎにも注意!
髪が広がるからといって、オイルを何度も重ねづけしていませんか?
実は、オイルのつけすぎによって、かえって扱いにくい髪になってしまうこともあります。
例えば、
・毛先だけがベタベタする
・髪が束になってしまう
・トップのボリュームがなくなる
・時間が経つと重たい印象になる
・シャンプーで落としにくくなる
このような状態は、オイルの量が多すぎる可能性があります。
また、頭皮や生え際に油分の多い製品が付着すると、人によっては肌トラブルにつながることもあります。
ヘアオイルは、たくさんつけることよりも、必要な場所に適量をつけることが大切です。
美容師が教えるヘアオイルの正しいつけ方
ヘアオイルの効果を上手に活かすためには、つけるタイミングや順番も重要です。
【基本的な使い方】
STEP1:タオルドライをする
シャンプー後は、タオルで優しく水分を取り除きます。
ゴシゴシこすらず、髪を包み込むように水分を取っていきましょう。
ゴシゴシこすらず、髪を包み込むように水分を取っていきましょう。
STEP2:少量のオイルを手に取る
まずは製品に記載された使用量を目安に、少なめから始めます。
手のひら全体、指の間まで薄く伸ばしましょう。
手のひら全体、指の間まで薄く伸ばしましょう。
STEP3:毛先からつける
乾燥やダメージが気になる毛先を中心になじませます。
その後、手に残ったオイルを中間部分へ伸ばしていきます。
その後、手に残ったオイルを中間部分へ伸ばしていきます。
根元や頭皮には、基本的につけすぎないように注意しましょう。
STEP4:ドライヤーで乾かす
根元から乾かし、毛先は風の方向を意識しながら整えていきます。
オイルをつけたからといって、自然乾燥のまま放置しないことも大切です。
オイルをつけたからといって、自然乾燥のまま放置しないことも大切です。
なお、ドライヤーやアイロンを使用する場合は、製品が熱を加える前の使用に対応しているか確認しましょう。
ヘアミルクとヘアオイルはどう使い分ける?
「オイルだけでは毛先がパサつく」という方は、ヘアミルクとの使い分けを考えてみるのもおすすめです。
それぞれの特徴を簡単に説明すると、
・ヘアミルク 水分を含む乳液状で、柔らかい質感に整える
・ヘアオイル ツヤを与え、表面のまとまりや指通りを整える
乾燥やダメージが気になる場合は、ミルクタイプの洗い流さないトリートメントをなじませ、必要に応じてオイルを少量重ねる方法もあります。
ただし、必ず両方使用しなければいけないわけではありません。
髪質や仕上がりの好みに合わせて選んでくださいね。
美容師がサロンワークで実際に使っているヘアオイル
髪の広がりやパサつきが気になる場合、ヘアオイルは何でもいいというわけではありません。
髪質やダメージの状態、求める仕上がりによって使い分けることが大切です。
僕が普段のサロンワークで実際に使用している商品の中から、2つご紹介します。
① ナプラ N. シアオイル
洗い流さないトリートメントとして使えるヘアオイルです。
髪のパサつきが気になる方や、重くなりすぎない仕上がりを求める方の選択肢になります。
② ロレアル セリエ エクスパート アブソルートR. ゴールドオイル
こちらもサロンワークで実際に使用している商品です。
ダメージによるパサつきが気になる髪のケアに取り入れたいヘアオイルです。
どちらも、つければ必ず髪の広がりが収まるというものではありません。
髪質に合った商品を選び、適量を使うことが大切です。
美容師が考える、ヘアオイルを使うときに大切なこと
僕がサロンワークで大切にしているのは、オイルをつける前に、髪が広がっている原因を確認することです。
例えば、同じように広がっている髪でも、
・乾燥によってパサついている方
・くせやうねりによって広がる方
・毛量調整で毛先が軽くなりすぎている方
・ダメージによってまとまりにくい方 では、
必要な対処法が変わってきます。
オイルを変えるだけで扱いやすくなる場合もあれば、カットやトリートメント、普段の乾かし方を見直した方が良い場合もあります。
また、意外と多いのが、オイルをつける量よりも、つける場所に問題があるケースです。
根元付近に多くつけてしまうと、トップがペタンとしているのに毛先は広がったまま……という仕上がりになることもあります。
だからこそ、僕はお客様にヘアオイルをご案内するとき、商品だけでなく、使用量やつける場所までお伝えするようにしています。
大切なのは、ヘアオイルを増やすことではなく、自分の髪に合った使い方を見つけること。
毎日のちょっとした使い方の違いが、髪の仕上がりを左右することもあります。
まとめ
ヘアオイルは適量を正しく使おう!
今回は、ヘアオイルをつけても髪が広がる原因について解説しました。
今回のポイントは、
・ヘアオイルだけですべての広がりは解決できない
・ 乾燥やダメージ、くせ毛など原因を確認する
・ 髪質に合ったオイルを選ぶ
・つけすぎはベタつきやボリュームダウンの原因になる
・毛先を中心に少量ずつなじませる
・ 必要に応じてヘアミルクなども取り入れる
ということです。
ヘアオイルは、正しく使えば毎日のヘアケアやスタイリングを助けてくれる便利なアイテムです。
ただし、オイルをたくさんつければ髪がキレイになるわけではありません。
「オイルをつけても広がる……」
そんなときは、量を増やす前に、髪の状態や使い方を一度見直してみてくださいね。
そんなときは、量を増やす前に、髪の状態や使い方を一度見直してみてくださいね。
自分の髪に合ったケア方法を見つけて、毎日のスタイリングを少しでも楽にしていきましょう!


