「髪の薄い人にはビザを出さない」というショッキングなニュースが駆け巡った。つまり「髪のない人、薄い人には渡航のためのマルチビザ(数次査証)を出さない」という通知を、台湾向けに中国当局が出していたことが今月、台湾メディアの報道でわかった。

かつらなどで変装しやすいことを警戒したためではないかという説があるが、その後、通知は取り消されたそうである。しかし一部の旅行会社のウェブサイトはマルチビザについて「髪がない人、髪が薄い人は受理しない」と掲げたままらしい。

中国大陸との間を往復する台湾ビジネスマンのために、中国当局は1年間に何度も出入りできるマルチビザを出している。台湾のほかの旅行会社の関係者によると、以前から髪のない人は「外見が風変わり」と見なされ、ビザがやや出にくい傾向があったそうだが、単に髪が薄いだけで問題にされることはなかったという。

何という差別であろうか。やはり世界でもハゲ薄毛は何とも肩身がせまいものである。

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