6月9日深夜の部のお題=ゲームボーイミクロ | PLAYS(TAT)ION3はコケると思うblog

6月9日深夜の部のお題=ゲームボーイミクロ

洗濯機からタバコの害まで、あらゆる話題で盛り上がるコケスレ(最近とみに何でもありですなぁ)。特に深夜の部は四捨五入して30才にもならないオコチャマお断り!な大人の談話室化しておりますが(ミニ四駆とか聖闘士星矢とか・・・。セガハードと昔のスクェア作品の思い出話がメインだけどねw) 昨日のお題がゲームボーイミクロだったのでまとめてみます。


えー、この夏にも1000万台超えそうなDSと比べ、GBMは売れてません。以下、任天堂岩田氏のコメント(敗戦の弁?)↓


http://www.nintendo.co.jp/kessan/060607qa/03.html


ミクロについては私達の期待通りにはならなかったと思っています。これは日本と海外では少し状況が違うように思いました。日本では(中略)最初から全く箸にも棒にもかからなかったということだとは思っていません。ただ、年末にかけてやってきたDSについての一極集中現象がですね、そのすべての勢いをそっちに持っていってしまったと感じています。(中略)
海外では、そもそも商品の価値を伝えることにうまくいきませんでした。(中略)最初に興味を持つかどうかということは、その分の値段に見合うかどうかとかということですから、あの質感を実感していない人にとっては、それほど魅力のある、アピールのある値段でもなければ、商品コンセプトでもなく見えてしまう、それを伝えることが出鼻でつまずいてしまうわけです。(後略)


 自分はGBMを持ってません。ただ、コンセプトは理解してると思ってます。

 現在携帯ゲーム機の主役であるDSはサイズ的にはちょっと大きくて、ポケットサイズではなくセカンドバックサイズの製品です。これは、前世代機のGBAについても同じ。ポケットに入れて持ち歩いたりするには少々さわりがあるんですよね。まぁ、ポケットに入れられないこともないけど、ポケットが大きく膨らんでしまってみっともなくなるw そこで、ポケットに入れて持ち歩いてもさわりのないサイズの携帯ゲーム機GBMには、DSとは異なる需要を掘り起こす可能性はあったと思ってます。

 ファミレスや仕事の休み時間や電車内といったちょっとした空き時間に暇潰しのために利用するには、ポケットに入れておいて手軽に取り出せるGBMの方が、ハンドバックサイズのDSよりむしろ利便性が高い。

 けど、そんなコンセプトのゲーム機としては、1万円オーバーGBAより高いGBMは少々高かった。ある程度こってりしたゲームも楽しめるDSには15,000円払う気になれても、ちょっとした時間を潰す”暇潰しグッズ”が1万円オーバーは少々高すぎだったと思います。


 暇潰し用の携帯ゲーム機にスペックを求める人なんていないでしょう。自分なんて、携帯電話に入ってたぷよぷよのバッタモン落ちゲーを、結構熱心にやってましたw SFCクラスとされるGBAと互換性を持たせるより、FCクラスの性能に抑えてその分安く売った方がよかったんでないかと自分は思います。


 それに、岩田氏の言うようにCMもあまり見なかった。ちょっとした暇潰しグッズとしてのGBMをアピールするなら、キーホルダー代わりにバックにぶら下げてる女子高生が電車の中で弄くってるみたいなCMとか、コインランドリーで暇潰しにゲームやってる人の周りに、面白そうだと他の客が集まってる~みたいなCMだとか、コンセプトをアピールする方法は幾らかあった筈なんですが、そういったのを眼にする機会は(少なくとも自分は)なかった。


 ただ、重ねて言いますがGBMのコンセプトは間違ってない。DSはポケットに入れるには大きすぎ、どこでも身につけて歩くには適していないんです。GBMサイズの小型携帯ゲーム機の需要は必ずある。任天堂には今回の失敗にめげず、GBM2を出してくれる事を期待してます。


 そのときは価格も抑えて欲しいし、Wiiで提案されているVCでのミニゲーム販売とも連動して欲しい。GBMほどミニゲームと相性のいいハードもないですしね。それと、(当然出てくる発想ながら)携帯電話に内蔵する事も考えて欲しい。携帯電話は現代人なら誰でも身につけて歩いている機械なので、これに便乗するのは”究極の暇潰しハード”であるGBMには自然な発想でしょう。そして、VCに携帯電話向けサイトを作ってもらい、ミニゲームをDLできる環境を作ってもらえたらなぁ。


 所で、昔、ファミコン内臓テレビなんてけったいなモン売った家電メーカーがありましたよね。最近でも懲りず、カメラ付き携帯なるわけのわからない物を世のスタンダードにしてみせた、内臓とか複数機械のハイブリッド化が大好きなあの会社。

シャープ、出番だ!