金曜日、息子たちの通う小学校は「一斉下校」でした。
この一斉下校から来年度に向けた新しい班編成になるのですが、
来年度6年生になる長男は、この日正式に、新しい通学班の「班長」になりました。
一時期の完全不登校からすればだいぶ良くなったとはいえ、
5年生の間も週3ペースの通学で安定していた長男です。
新しい班の班長になってよいものかは、不登校児の母である私にとっては大問題でした。
私たちの住むマンションでは通学班が5つ。
来年度の6年生は4人。
普通に考えたら、必然的に新6年生は班長になります。
現在の同じ通学班の子たちは、長男の状態をわかってくれていて、
文句を言うこともなく、子どもながらにフォローしてくれていました。
そこに対して本当にありがたい、と思ってきたのですが、
来年度はゼロから通学班を編成しなおしでバラバラになります。
他の子たちが、どこまで長男の状態を理解してくれているかはわかりません。
班編成をしてくださる係の方も、長男のことはよく知らないはず。
同じ班だったママにも入ってもらい、班編成をしてくださる方に事情を話し、よく相談したうえで本人の気持ちを尊重して決めましょう、ということにしてくださいました。
本人に聞くと、「班長やる!!」と二つ返事。
「大丈夫?毎日だよ。一年間ずっとだよ。」と念押しする私に、
「大丈夫」と繰り返す長男。
精神科の先生にも相談したのですが、
「本人がやると言っているならチャンスかもしれない。
出来るの?と聞くのではなく、一年生のこと頼むよと応援してあげてください」と、班長になることを前向きに押してくれました。
それで、マンションのお母さんたちにも相談したうえで
班長になることになったのですが…
近づいてくると、私の不安は的中してきました。
週3回は一応行っていた長男ですが、
「学校行きたくない」という頻度が上がってきたんです。
先週も最悪でした。
月曜日は班長会議というものがあったので無理やり行かせましたが、
火曜日休み、水曜は無理やり途中から連れていき、木曜休み…
登校直前の「行かない!」が通常よりもイライラしていて暴れる感じ。
それが、一斉下校当日の金曜日。
内心ではヒヤヒヤしながらも、気分を損ねないよう何も言わずに普通に接していた私をよそに、文句ひとつ言わずに登校していきました。
その日はちょうど精神科の受診の日で、
一斉下校のために本人不在で私だけが薬をもらいに行ったのですが、
朝の様子を話すと、
「さすが!やっぱり本番に強い子ですね!
昨日まで、相当、プレッシャーだったはずですよ。
一番大事な日に、何も言わずに普通に学校に行けたなんて、
お母さん、お赤飯たかなきゃいけないレベルですよ!
ケーキとか何かお土産買って帰って影てください!」と大絶賛。
そのまま録音して息子に聞かせてあげたかったくらい!笑
私もほめ方が足りなかったかな、、、と反省しました。
お赤飯、ケーキ、とまではいかなかったですが、
お総菜屋さんの肉まんと小籠包、ミスドのドーナツを
お土産に買って帰りましたよ♪笑
こんなことでお祝い‥
普通のことなんですけどね。
他の班長さんにとっては。
でも、毎日学校行かなきゃいけない班長という役割。
毎日学校に行けていない息子にとってはとても荷が重いはず。
でも自分がやらなきゃ、と覚悟を決めたのであれば、
その「覚悟」は一番、私たち親がわかってあげたいと思っています。
夜、主人にはよく話しました。
「お医者さんからもすごく注意されたんだけどね、
来週からは毎日学校行くんだぞ、とかプレッシャーかけるのは
NGね。」
「あと、冷やかしもダメ。まだ1日だけだからな、みたいなことを言ったらら丸つぶれだって。言葉通り受け取っちゃうから。」
私も主人も、ついつい余計な一言を言ってしまうタチなので
気を付けようと思います。
でも。
この週末、「あ~、明日から学校行くのか~」と何度もため息をついている長男。
先が思いやられるな~・・
というか、今年度の登校は後10日くらい。
だけど、そのあとは1年だからな~…
長男の「覚悟」は、どのくらい効力があるのでしょうか。
私のハラハラはいつまで続くのでしょうか。。
とりあえず、もう月曜日。
今日は、朝の登校の第一日目です。
ハラハラ過ぎて寝れません。。